株テーマ:感染症:インフルから新型ウイルス ウイルス検査キット・臨床検査の関連銘柄

感染症における臨床検査は、患者から採取した血液や尿、便、細胞などを調べる検体検査が主流で、新型コロナウイルスの感染拡大により注目が集まりそうだ。栄研化学はSARSのウイルス検査キットを手掛けたことがある。

●「臨床検査」関連
4544 みらか HD
4549 栄研化学
4556 カイノス
4671 ファルコ HD
4694 ビー・エム・エル


新型インフルエンザの国内二次感染を受けて、需要が急増。インフルエンザの検査法には、ウイルス検出検査と血清抗体検査があるが、ウイルス検出検査のひとつである「迅速抗原検出キット」が最も普及している。一般の医療機関で手軽に検査が出来る。

●「検査薬」関連
4061 デンカ
4549 栄研化学
6869 シスメックス
4974タカラバイオ
4901富士フイルム HD
3101東洋紡

積水化学工業はシンガポールの検査事業会社ベレダス・ラボラトリーズを買収している。積水メディカルは検査事業が主力で、ベレダスはジカ熱などの亜熱帯感染症などに独自の検査法を持ち、新型コロナウイルスのポータブル式の検査キットを開発し、2月の商用化を目指している。

遺伝子関連試薬大手のタカラバイオは、中国からの要請で新型コロナウイルス検査薬を50倍に増産する。タカラバイオは遺伝子の迅速な測定が簡便に行えるポータブル型リアルタイムPCR装置を1月23日から受注開始している。富士フイルム和光純薬は、新型コロナウイルスに特化した試薬の開発に着手した。東ソーは新型コロナウイルス検査キット開発を開始、50分以内の検出を目指す。

東洋紡は新型コロナウイルスのPCR検査に用いる試薬を、従来の20倍にあたる数十万検体分に増産すると、報じられた。生産量の9割が中国向けで、1割が国内向けとなるようだ。


●PCR(Polymerase Chain Reaction)検査は、遺伝子を培養し増やしてから検査装置にかける方法

日本板硝子は独自技術を応用した画期的な遺伝子測定装置、モバイルリアルタイムPCR装置「ピコジーンPCR1100」を開発し、2019年4月から本格販売する。DNAチップ研究所もリアルタイムPCR法による、遺伝子発現解析受託サービスを展開。

タカラバイオは2015年から高性能リアルタイムPCR装置「Thermal Cycler Dice Real Time System III」を330万円で発売しているが、2020年1月23日から小型で低価格(100万円前後)でありながら、複数検体を最短25分で測定できるポータブル型リアルタイムPCR装置「CronoSTAR(TM) Portable」の販売を開始した。

6722エイアンドティー
臨床検査試薬、検体検査装置、検体検査自動化システムなど

7707プレシジョン・システム・サイエンス
全自動リアルタイムPCR測定システムや試薬

4544みらかホールディングス
2020年2月12日、連結子会社のエスアールエスが厚生労働省及び国立感染症研究所(NIID)の依頼により、新型コロナウイルスの検査を受託することとなったと発表した。

4061デンカ
2020年2月13日、新型コロナウイルスの抗原を検出できる迅速診断キットの開発に着手した。デンカ子会社のデンカ生研は、インフルエンザウイルスの迅速診断キットの国内市場最大手で、同様の手法で開発したキットを国内で体外診断用医薬品として承認申請する方針。ウイルスの有無を抗体技術で調べる手法で、判定制度はPCRに劣るが、3ー5分で結果が出る利点がある。

4557医学生物学研究所
2020年2月26日、新型コロナウイルスの検査試薬開発に着手したと発表した。グループ企業のG&Gサイエンスが持つ遺伝子検査試薬の技術を活用し、汎用機器で測定が可能で検体処理能力の高いリアルタイムPCR試薬を短期間で開発し、供給することを目標としている。3月23日、
医学生物学研究所と子会社のG&Gサイエンスが、新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」を検出するリアルタイムPCR試薬を開発した。

(新型コロナウイルスによる感染症の正式病名は「COVID-19」、ウイルス名が「SARS-CoV-2」と命名されている)

厚生労働省健康局結核感染症課、国立感染症研究所の評価は陽性一致率、陰性一致率ともに100%で、行政検査に使用され、公的医療保険の適用対象ともなった。

感染症、コロナウイルス関連株

感染病法によると、感染力・重篤度・危険性が極めて高く、早急な届出が必要になる一類感染症にはエボラ出血熱や天然痘、ペストなどが指定されている。感染力・重篤度・危険性が高く、早急な届出が必要になる二類感染症には重症急性呼吸器症候群(SARS、コロナウイルスに限る)中東呼吸器症候群(MERS)、鳥インフルエンザ(H5N1)および鳥インフルエンザ(H7N9)などが指定されている。腸管出血性大腸菌感染症(O-157など)は三類、鳥インフルエンザ(H5N1は除外)は四類、インフルエンザは五類。

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