株テーマ:グリーン水素の関連銘柄

グリーン水素関連株

○ブルー水素=石炭から水素を製造して排出するCO2を分離回収する
○グリーン水素=太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーでつくる水素
○ターコイズ水素=メタンの熱分解により生成される水素


政府は、2050年の温暖化ガス排出ゼロに向け「グリーン成長戦略」で14分野を指定している。日本は水素先進国と言われるが、現状では石炭や天然ガスなど化石燃料を使って水電解装置を稼働するため、製造過程で二酸化炭素を発生させる。そのため、太陽光発電や風力発電などの再生可能エルギーを利用して水素を製造する「グリーン水素」が注目されている。政府は水素製造コストを2030年に330円、将来220円に引き下げる目標。


旭化成は、東芝エネルギーシステムズから大型アルカリ水電解システムを受注し、2020年3月に福島水素エネルギー研究フィールドで稼働させている。水電解装置は小型のものでもコンテナ二つ分の容量だが、旭化成は世界最大級の10MW級を完成させた。

住友商事は日揮と太陽光発電のコストの安い豪州でグリーン水素製造設備を設置する。初期の水素製造プラントでは、年間250-300トンの水素製造を予定している。川崎重工業と岩谷産業は豪鉄鉱石大手のフォーテスキュー・メタルズと再生可能エネルギー由来の電力を使ったグリーン水素のサプライチェーン作りに着手した。低品位の石炭「褐炭」から水素を取り出して液化し、専用船で日本に運搬する計画もある。

東京ガスとSCREEN HDは、低コストグリーン水素製造に向けた水電解用セルスタックの2021年から共同開発する。東京ガスが水電解用セルスタックの仕様を検討、SCREEN HDがのロールtoロール方式による連続生産技術を応用した水電解用セルスタックの製造技術および製造装置の開発を担い、2年で確立することを目標にしている。

IHIは豪電力会社のCSエナジーと太陽光発電による電力を利用して水素を製造する実証プラントの検討を開始した。

ENEOS HDと千代田化工建設は、グリーン水素製造プラントを共同開発する。水とトルエンを電気分解し、常温常圧のまま既存タンカーで輸送できる。メチルシクロヘキサン(MCH)を作る。専用の液化水素運搬船は不要で、設備投資も少なく、水素価格を1キログラム当たり330円と、現在の3分の1程度にすることを目指す。

岩谷産業は、5万キロワットのバイオマス発電およびグリーン液化水素製造の事業化に向けた検討を開始した。パーム椰子種殻や木質ペレットなどのバイオマスら水素を製造し、マイナス253℃まで冷却して液化する設備を併設する。

戸田工業は、エア・ウォーターと水素製造システムの共同研究を始めた。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「水素利用等先導研究開発事業/炭化水素等を活用した二酸化炭素を排出しない水素製造技術開発」で、「メタン直接改質法による鉄系触媒を用いた高効率水素製造システムの研究開発」が採択された。

北海道電力やGPI、エア・ウォーターなどは、洋上風力で作った電力で水素製造に乗り出すもよう。2023年度にも北海道で洋上風力を稼働させ、水素を製造し、企業に販売する。

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