株テーマ:レアアースの関連銘柄

レアアースは、レアメタルの一種で、埋蔵量が極めて少ない希土類。ごく微量な鉱物資源だが、ハイブリッド車や電気自動車の普及で、モーター用永久磁石(ネオジム)への需要が拡大している。水素吸蔵合金や超電導ケーブル(イットリウム)などの需要もあり、資源が中国に偏在していることから、新たな鉱山開発が急がれている。

2013年3月、南鳥島周辺の深海域で高濃度のレアアースの存在を確認。東京大学の加藤泰浩教授ら研究チームは、2018年4月に千葉工業大学、海洋研究開発機構、東亜建設工業、太平洋セメント、東京工業大学、神戸大学と共同で、南鳥島EEZ南部海域に存在する有望エリアのレアアース資源分布を初めて可視化することに成功したと発表した。有望なエリア海域(約2500平方キロメートル)を合算すると、資源量は1600万トンを超え、膨大なレアアース資源ポテンシャルを持つことが明らかになったとしている。

内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム「革新的深海資源調査技術(SIP)」のもと、海洋研究開発機構(JAMSTEC)が中心となり、深海約6000メートルからレアアース泥を回収する技術開発を行っている。


東亜建設工業は、南鳥島EEZのレアアース資源開発に資する各種の技術開発に取り組んでおり、SIPにも参画している。

三井海洋開発は、東京大学の加藤泰浩教授が座長を務める「レアアース泥開発推進コンソーシアム」のメンバー。

双日とJOGMECは、2023年3月に豪ライナスに2億豪ドルの追加出資を決定したと発表した。ライナスが生産するマウント・ウェルド鉱山由来の重希土類であるジスプロシウムとテルビウムの最大65%を日本向けに供給する。軽希土類に加え、重希土類を日本市場向けに供給することが可能となる。

住友商事は、2023年2月に米MP Materialsが製造するレアアースの日本向け独占販売代理店契約を締結した。

信越化学工業は、電子材料事業で希土類磁石を展開。

アルコニックスは、電子機能材事業においてレアメタル・レアアース等を取り扱う。

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