株テーマ:CDMO(ワクチン製造受託)の関連銘柄

CDMOとは、バイオ医薬品の開発・製造受託のことで、新型コロナワクチンや治療薬で、国内化学企業の受託が増加している。


●AGC
米子会社のAGCバイオロジクスが、デンマークのアダプトバック社から、新型コロナウィルス向けワクチン候補の製造を受託した。アダプトバックは新型コロナワクチン開発のEUコンソーシアムメンバーで2020年後半の臨床試験開始を目指している。アンジェスのDNAワクチン原料の製造もタカラバイオから受託しており、米サイトダインの抗HIV薬「レロンリマブ」を新型コロナ治療薬として製造受託するなど、新型コロナ関連の受託製造が増えている。


●富士フイルム HD
子会社のフジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズが、米ノババックスが開発している新型コロナウイルス用ワクチン原薬の製造を受託した。臨床試験(治験)用に最大3万人規模の原薬を製造する。また、英国政府がノババックスから調達する最大6000万回分の原薬製造も受託した。2021年初めから製造する。ビル&メリンダ・ゲイツ財団などが立ち上げた新型コロナウイルス感染症の治療推進プロジェクトが開発を支援する治療薬も21年から製造受託する方針。

フジフイルム・ダイオシンスは、デンマーク工場には1000億円を投資し、バイオ医薬品の原薬生産能力を倍増させる。米国工場にはトランプ大統領が訪れ、ワクチン開発に楽観的な見方を示し、ワクチン生産に280億円を支援することも明らかにした。

2020年10月には米VLPセラピューティクスが開発する新型コロナウイルスワクチン製剤の製造受託契約を締結した。


●武田薬品工業
米ノババックスが開発中の新型コロナウイルス感染症ワクチンで、2020年8月7日に日本での開発・製造・流通に向けた提携で基本合意した。ノババックスが武田薬品にワクチン製造技術の使用許諾と移転を行い、武田は厚生労働省への承認申請と製造・流通を担う。年間2億5000万回以上の生産能力を整備することを見込む。


●味の素
新型コロナ治療薬で、米ヒューマニゲン社が最終治験中の抗体医薬「レンジルマブ」と、サイトダイン社の「レロンリマブ」を注射器に無菌充填する工程を受託した。


●カネカ
ベルギーのバイオ医薬品拠点で、新型コロナワクチンの主成分になるmRNAやプラスミドDNAを微生物を培養して量産する。カネカは2020年11月にベルギー拠点を設立したばかりだが、追加増強を急ぐ。新中期経営計画の最重点戦略としてバイオ医薬品CDMOを位置づけている。2020年12月には米イノビオが開発する新型コロナDNAワクチン「INO-4800」の原薬製造を受託すると発表した。イノビオは実用化に向けた第2相、第3相試験を計画しており、米FDAから第2相試験開始の承諾を得ている。全世界へ数億回分の供給を目指す。

カネカは、2020年12月4日、米イノビオが開発を進める新型コロナウイルスに対するDNAワクチン「INO-4800」の原薬製造を受託すると発表した。


●JCRファーマ
アストラゼネカとオックスフォード大が共同開発した新型コロナウイルスワクチン原液の国内製造で、6月26日にアストラゼネカと協議を開始したと発表した。

●明治 HD
GSK(グラクソ・スミスクライン)は、サノフィと共同開発している新型コロナワクチンの効果を高めるアジュバントの製造技術を明治 HD傘下のKMバイオロジクスに供与する。

●生化学工業
生化学工業は、カナダ子会社のダルトン ケミカル ラボラトリーズが、サスカチュワン大学と、新型コロナワクチンの製造で業務提携した。

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