株テーマ:ヘリウムの関連銘柄

半導体・光ファイバー製造に使うヘリウムが、5Gに対応したデータセンター需要で値上げラッシュとなっている。ヘリウムガスを生産できるガス田は米国、カタール、アルジェリア、ポーランド、ロシアしか存在せず、シェア5割を占める米国の供給も減少している。ロケット打ち上げのために、NASAへの供給を優先しているようだ。中国の半導体増産も大きい。国内大手の岩谷産業やエア・ウォーターは値上げをしてきたが、2020年1月からさらに2割程度の値上げを予定している。調達コストを上回る値上げで、収益貢献が期待出来そうだ。

2021年のヘリウム輸入価格は過去最高の1キログラム=8148円となった。半導体や光ファイバー需要がアジアで急増しているが、コンテナ船不足で供給が追いついていないようだ。東京ディズニーリゾートはヘリウムガスを充填した風船の販売を停止している。


日本酸素 HD傘下の大陽日酸は、2022年4月からヘリウムガスや液体ヘリウムの出荷制限を強化している。昨年後半から米国海上コンテナ輸送の混乱で出荷制限していたが、米国BLMの設備トラブルやカタールプラントの定期修理により、ヘリウムの調達は更に厳しい状況になっている。
ヘリウムガスは、半導体や光ファイバーの生産に欠かせない。

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株式情報更新 (12月2日)


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