株テーマ：スターゲート計画の関連銘柄
（9984）ソフトバンクグループの孫正義会長はトランプ大統領に、「米国に15兆円を投資し、10万人の雇用を創出する」と約束していた。それが早くも現実になる。ソフトバンクグループ、米オープンAIと米オラクルがAIインフラ構築に向け最大5000億ドル規模の「スターゲート」計画を、本日にもホワイトハウスを訪問し、トランプ大統領に報告する見込みだ。
スターゲイト計画は、「AGI（汎用人工知能）」の実現を目指すもの。マイクロソフトだけではオープンAIの計算能力需要が満たせず、オラクルを交えた超大型AIコンピューティング環境を全米に整備する。1,000億ドルは即時に投入され、オープンAIと関係の深いエヌビディアのGPU購入にも充当される模様。
オープンAIはマイクロソフトのアジュールに加え、オラクルのクラウドを利用することで、圧倒的なAIエコシステムを構築する。アームが低消費電力アーキテクチャで支援することは間違いない。
スターゲイト計画は単なる大規模な設備投資ではなく、異次元のAGI開発に向けたスタートとなる。初期出資者は、ソフトバンクグループ、オープンAI、オラクル、MGX。ソフトバンクグループとオープンAIがリードパートナーであり、ソフトバンクグループが財務管理を、オープンAIが運営を担い、孫正義がチェアマンに就任する。
初期の主要テクノロジーパートナーは、アーム、マイクロソフト、エヌビディア、オラクル、オープンAIだ。AIインフラストラクチャの構築はすでにテキサス州で開始されており、さらにキャンパスを構築するために全米の候補地を検討中で、契約締結の最終化を進めていく。
オープンAI、オラクル、ソフトバンクグループは、2025年9月に米国内に5つの新AIデータセンサー拠点を設立すると発表した。テキサス州アビリーンにある旗艦拠点やCoreWeaveと進行中のプロジェクトを合わせると、スターゲートは7GW近くの計画容量と今後3年間で4000億ドルを超える投資規模に達する。これにより、2025年1月に発表した総額5000億ドル・10GWのコミットメントについて、2025年末までに達成する見通しが立ったとしている。
主要参加企業とその役割
ソフトバンクグループ：財務管理を担当し、孫正義氏がチェアマンに就任。
OpenAI：プロジェクトの運営を担当。
オラクル：コンピューティングシステムの構築と運営に参加。
MGX：初期出資者の一社として参画。
Arm、Microsoft、NVIDIA：技術パートナーとして協力。
（9984）ソフトバンクグループの孫正義会長は、サムスン電子とオープンAIのトップとの会談で、巨額AIインフラプロジェクト「スターゲート」に関する協力の可能性を議論したことを明らかにした
スターゲイト計画関連株が大幅高
（6146）ディスコ
（9984）ソフトバンクグループ
（5803）フジクラ
（6857）アドバンテスト
（6920）レーザーテック
（8035）東京エレクトロン
（5801）古河電気工業
（6254）野村マイクロ・サイエンス
（7735）ＳＣＲＥＥＮ HD
（6315）ＴＯＷＡ
（6871）日本マイクロニクス
