株テーマ:AIサーバーの関連銘柄
AIサーバー関連株。生成AI技術の急速な進化と普及に伴い、AIサーバーも高性能化と市場規模拡大が進む。
日東紡績は、2025年8月に福島事業センター内にガラスクロスの生産設備を増強すると発表した。投資額は約150億円で、生産開始は2026年度4Qを予定する。AIサーバーのチップ間の高速通信に必要なマザーボードへの低誘電ガラスクロスの採用や半導体パッケージ基盤の大型化による熱膨張や反りなどへの対応でTガラスクロスが有効なソリューションとして高い評価を受け、採用が増加したことなどに対応する。
パナソニックHDは、インダストリーセグメントで生成AIサーバー向け等のコンデンサーや多層基板材料等を展開する。AIサーバー向け売上高を2024年の350億円から2030年に1000億円以上を目指す。次世代コンデンサや基盤材料の開発、AI進化に対応するラインナップ拡充などに取り組む。
三井金属鉱業は、プリント配線板用電解銅箔ではAIサーバー用途を中心とした通信インフラ向け多層基板などを展開する。
イビデンは、パソコン・データセンター向けCPUやAIサーバー向けGPUなどに用いられるICパッケージ基盤を製造販売する電子事業を展開。2024年2月にCBで730億円を調達すると発表。生成AIを中心とした高性能ICパッケージ基盤の中長期的な需要拡大に対応するため、全額を2026年3月期までに電子事業における大野事業場の設備投資に充当する。ICパッケージ基盤を含む電子事業の売上高は2024年度の1972億円から2027年度に3800億円、2030年度に4750億円を目指す。