株テーマ:バラスト水処理の関連銘柄

貨物船やタンカーなどは、荷物を積んでいない時、海水を船底のタンクに注入している。この海水は「バラスト水」と呼ばれ、船舶のバランスを保つために利用されている。港で荷物を積む際にはバラスト水は不要になるため、船外に排出される。しかしながら、バラスト水には魚介類やプランクトン、細菌などが混入。船舶と一緒に海洋生物が世界中を行き交うことで、各地の生態系を乱している。そこで2017年9月に「バラスト水管理条約」が発効。締結国に寄港する外航船に処理装置の設置が義務づけられる。

条約発効後には、新造船にはもちろん既存船舶も5年に1度の定期検査の際に対応する必要があることから、処理技術の開発が進められている。コストは1隻あたり数千万円から1億円前後という。バラスト水処理装置の市場規模は2017年に5000億円となる見通し。JFEエンジニアリングは、浄水場向けに培ってきたフィルターと薬剤を組み合わせて生物を除去。三浦工業は、フィルターで生物を濾過した上で、UV(紫外線)を海水に照射し、処理・殺菌する。栗田工業は、バラスト水をフィルターで濾過せず薬剤のみで処理・殺菌する。

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株式情報更新 (4月16日)


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