株テーマ:2025年生理学医学賞の関連銘柄
ノーベル生理学・医学賞に 坂口志文大阪大学特任教授 過剰な免疫反応を抑える 「制御性T細胞」
免疫制御に関わる制御性T細胞(Treg)を応用した治療法が、世界的に研究段階から臨床応用へと移行しつつある。自己免疫疾患や臓器移植の拒絶抑制などへの展開期待から、国内市場でも関連分野に位置する再生医療ベンチャー株が見直されている。
(4880)セルソースは、再生医療等製品の受託加工で実績を持つ。Treg療法の商業化には細胞加工・品質管理技術が不可欠であり、同社のインフラが将来の応用基盤として注目される。
(4894)クオリプスはiPS細胞由来心筋再生で知られるが、細胞培養や分化制御技術は免疫調整分野にも転用可能とみられる。同様に(4599)ステムリムも再生医療製品の研究開発を進めており、細胞治療領域での波及効果が意識されている。