株テーマ:防衛の関連銘柄
日本政府は、2023年~2027年度の防衛費総額を43兆円と定め、2027年度にはGDP比2%を目標としている。米国は日本を含むアジアの同盟国がGDP比5%水準まで増額する必要があると表明している。防衛費の拡大に伴い、装備の充実が進むと同時に、国内防衛企業の受注拡大が見込まれる。
防衛省は、2026年度予算案の概算要求で、過去最大の8.8兆円の防衛費を計上する方針。2025年度の当初予算は8.7兆円だった。攻撃や警戒監視能力を強化するため、ドローンの調達規模を増やすもようで、トルコや米国、オーストラリア製などが候補に挙がる。
2025年発足の石破内閣では、防衛政策に精通した人材が複数の要職に起用されている。
石破茂:首相(元防衛大臣)
林芳正:官房長官
岩屋毅:外務大臣(元防衛大臣)
中谷元:防衛大臣
小野寺五典:政調会長(元防衛大臣)
この布陣は、防衛政策の積極推進を象徴しており、防衛関連企業への影響も大きいと考えられる。
また、以下の企業が防衛関連銘柄として市場で注目されている。
銘柄コード 企業名 主要事業
7011 三菱重工業 戦闘機、ミサイル、防衛システム
7012 川崎重工業 潜水艦、航空機
6302 住友重機械工業 防衛装備品、火砲
6201 豊田自動織機 防衛向け車両
6702 富士通 防衛用通信・レーダー
6501 日立製作所 防衛電子システム
これらの企業は、政府の防衛費増額や輸出規制緩和の影響を受けやすく、長期的な成長が期待される。