株テーマ:SFTS(マダニ感染症)の関連銘柄
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)関連株。SFTSウイルス感染症は、主にSFTSウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染するといわれている。感染後6日~2週間程度の潜伏期間を経て発症し、重症例では神経症状、出血傾向、多臓器不全などが発現するという。致死率は約27%と報告されている。SFTSウイルス感染症に対する治療薬はなく、感染者の治療は対症療法が主体となっている。
免疫生物研究所の子会社AIBioは、2024年6月に韓国SMLとSFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウイルス抗体遺伝子の独占的実施許諾契約を締結したと発表した。AIBioの高活性抗SFTSウイルス抗体の遺伝子情報と、SMLのmRNA技術を活用することで、有望なSFTS治療薬の開発が可能になることが期待されるとしている。
富士フイルム富山化学は、2024年6月に抗ウイルス薬「アビガン」でSFTSを追加する承認を取得したと発表した。