株テーマ:ヘリカルフュージョンの関連銘柄
ヘリカル型核融合炉は、核融合炉の一種で、トカマク型と並ぶトーラス型の磁場閉じ込め方式。ねじれた超電導コイルで作った磁場でプラズマを閉じ込めるが、ねじれたコイルの製造が難しい。
・ヘリカル方式
ねじれたコイルで磁場を発生させる方式です。トカマク方式よりも小型化が可能ですが、磁場構造が複雑になることや、プラズマ性能が低いことが課題となっています。日本の核融合科学研究所にある大型ヘリカル装置(LHD)が世界最大級の装置です。プラズマ性能の向上や、長時間運転の実現に向けて研究が進められています。
ヘリカルフュージョンは、プラズマ中の不純物を排気するダイバーターや、プラズマを閉じ込めるための超電導マグネット、中性子を受け止めて熱を回収するブランケットなどを開発する。2020年代中をめどに二大開発要素「高温超電導マグネット」「ブランケット兼ダイバータ」の個別実証を完了し、2030年代中に最終実証装置「Helix HARUKA」による統合実証、発電初号機「Helix KANATA」による実用発電を達成する計画。
ヘリカルフュージョンは、2025年10月に核融合炉の最重要コンポーネントである「高温超電導マグネット」開発で、核融合炉内の磁場環境を模擬した状況下で、実機向け大型導体を使用した高温超電導コイルの実証に成功したと発表した。これを受けて最終実証装置「Helix HARUKA」の製作・建設に着手する。
Helical Fusion(ヘリカルフュージョン)
・2014年設立
・ヘリカル方式と呼ばれる核融合炉の開発
・2023年、8億円を調達





