株テーマ:センサー・カメラの関連銘柄

自動運転車 センサー・カメラ関連銘柄

ソニーグループは、EVの自動運転で省電力に役立つセンサーを開発し、消費電力を現行技術より7割減らす。自動運転車から得られる膨大なデータをAIを搭載した車体側のセンサーやソフトで最大限処理することで、車外のネットワークに送るデータ量を減らし、電力消費の削減につなげる。

東芝は、2020年6月3日、車載カメラと慣性センサーを用いて、自車両の動きを高精度に推定する「自車両の動き推定AI」と様々な交通シーンで周辺車両の将来の動きを予測する「他車両の動きAI」を開発したと発表した。ADASではLiDARやGPSなどのセンサを用いた技術が開発されているが、高価であったり周辺の建物等で衛星からの電波が届かず計測できないといった課題がある。安価に手に入り、電波などの環境に依存しない車載カメラと慣性センサで開発。従来手法と比較して誤差を40%削減し、世界最高精度を達成したとしている。今回開発した技術を公道など実際の環境で評価を行い、2023年度の実用化を目指す。

TDKはステアリング制御用センサーを量産。北陸電気工業は自動車の横滑りやスピン状態から適正な走行状態に復元する防止システムに利用する加速度センサーが注目されている。ソニーはCMOSセンサーの感度を十倍に高め、自動運転車用カメラへ参入。JVCケンウッドは、デンソーのレーザーセンサと組み合わせた監視カメラシステムを開発。センサーはカメラと一体でシステム化している場合が多い。

富士フイルム HDは、CMOSイメージセンサー用カラーレジストのトップメーカー。住友化学はCMOSイメージセンサー用カラーレジスト市場に参入し、21年度から量産を開始する。

キヤノンは、暗闇でも高画質でカラー撮影できる画像センサー「SPAD(単一光子アバランシェダイオード)」を開発した。センサーの画素数が従来SPADの3倍超となる320万画素と世界最高となっている。防犯カメラに搭載する予定だが、SPADは高性能センサー「LiDAR(ライダー)」や拡張現実(AR)などへの応用が期待される。ソニーやパナソニックが先行している。

村田製作所は車載向けに需要拡大が見込まれるフィンランド子会社の慣性センサーの国内生産を始める。フィンランドで生産している慣性センサーは微小電気機械システム(MEMS)がベースで、安全運転支援システムなどで使用され、自動車の電動化、電装化の進展で需要増が見込める。


TDKは、トンネル磁気抵抗効果を応用したTMRセンサーの生産能力を2025年半ばまでに倍増させる。約350億円を投じ、生産ラインを増強する。TMRセンサーは、微小な磁気センサーの一種で、高感度であることが特徴で、小型化や低消費電力化も可能となっている。

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