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    アルファベット、AI需要で業績過去最高 クラウド急成長
    米グーグルの親会社であるアルファベットが発表した2025年4〜6月期決算は、売上高が前年同期比14%増の964億2,800万ドル(約14兆1,300億円)、純利益が19%増の281億9,600万ドル(約4兆1,300億円)となり、いずれも4〜6月期で過去最高を更新した。業績の原動力となったのは、顧客企業の生成AI(人工知能)活用ニーズの拡大であり、とりわけクラウド部門の伸長が顕著だった。

    クラウド事業は前年同期比32%増の136億2,000万ドルとなり、引き続き全社成長の牽引役となっている。検索やYouTube広告も二桁成長を達成し、広告分野も底堅さが際立った。サブスクリプションやプラットフォーム、デバイス分野も堅調である。

    また、2025年通期の資本支出計画は、AIおよびクラウドインフラへの需要増を受けて850億ドル(約12兆4,500億円)に上方修正された。これはAI競争激化への備えと、AI型サービス拡大を見据えた積極投資方針を反映している。今後もAI基盤とクラウドサービスの拡充が業績の底上げ要因となる見通しだ。

    市場は、今後の売上高と純利益について一段の増加を予想しており、AI関連需要の持続性、クラウドシェア拡大の動向が注目される。キャッシュフローも潤沢で、R&D投資や株主還元余力の高さも評価材料となっている。

株式情報更新 (7月25日)


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