株テーマ:自動運転車 ミリ波レーダーの関連銘柄

自動運転時代では車体の前・後部に装備された電波を利用するミリ波レーダーとカメラの組み合わせも普及する。高速道路の自動運転だけならミリ波レーダーで十分だが、一般道ではライダーが必須と言われる。日本電産エレシスはミリ波レーダーとカメラの一体型を開発している。デンソーは前方検知のミリ波レーダーを手掛けるが、後側方の車両検知用の準ミリ波レーダーを開発し、トヨタ「カムリ」に移用された。富士重工業は、現行の「アイサイト」ステレオカメラに加え、クルマの四隅に低コストなミリ波レーダーを組み合わせることで自動運転を実現する方針。

日立オートモティブシステムズはステレオカメラとミリ波レーダーを組み合わせた「360度センシング技術」を展開する。また、遠距離の障害物を検知する、遠距離レーダーとして世界最小クラスのミリ波レーダーを開発した。2015年に試作した製品に比べ、50%以上の小型化に成功した。

ファルテックは、独自開発したミリ波レーダーカバーを2018年から量産。米国で22年に自動ブレーキ装着が義務づけられるため、受注次第で年産100万台体制も検討する。多極コネクターで自動車用に強いイリソ電子は、車載カメラやミリ波レーダー向けが想定以上となっている。ミネベアミツミは上海モーターショー2017に開発中の79GHzミリ波レーダーを出展した。

自動運転車は、先行車をセンサーやカメラで認識し、自動ブレーキをかけたり、車線変更する次世代技術。カメラやレーダーによって取り込まれた情報から道路の白線や障害物・先行車や歩行者などを検知する。自動車メーカーは2020年を目処に開発中で、政府は遠隔操作による無人運転車を2020年までに実用化、2025年までに完全な無人運転の実用化を目指している。ITを搭載した車をスマートカーと総称する。

電子部品各社はスマホの汎用化で利益が出にくくなり、高収益の見込めるスマートカー向け部品にシフトしている。米IHSオートモーティブによると、自動運転車は2030年前後から急速に普及し始める見通し。2035年には自動運転車の販売台数が1180万台と世界の自動車販売の約10%を占める見通し。

自動運転車の動作メカニズムは、センサーなどのハードと人工知能のソフトに分けられる。センサーとしては、GPS、ミリ波レーダー、ビデオ・カメラ、レーザー・レーダーなどがある。ルノー・日産連合は2022年までに人が運転に関与しない完全自動運転車の実用化する。

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