株テーマ:LiDAR(ライダー)自動運転の目 の関連銘柄

LiDAR(ライダー)は「電波」の代わりに「光」を使ったレーダーで、物体の検知や、物体までの距離測定をする。電波よりもはるかに精密で、高速道路の自動運転では必要ないが、一般道では必須のアイテムとなる。複数台搭載すると見られ、コスト削減が課題。独コンチネンタルなど自動車部品大手や世界のベンチャー企業が、メインプレーヤーで日本勢の奮起が期待される。


●キヤノン パイオニアと共同開発 20年以降の量産化を目指す
●ソニー 車載LiDAR向け積層型SPAD距離センサーを22年3月にサンプル出荷
●小糸製作所 米セプトンと協業し23年の実用化を目指す


キヤノンとパイオニアは、レベル3以上の自動運転のキーデバイス「3D-LiDAR(ライダー)」センサーを共同開発する。パイオニアは2020年以降の量産化を目指し、小型・低コストの3D-LiDARを開発しており、高精度な「物体認識アルゴリズム」および「自車位置推定アルゴリズム」の開発を行っている。キヤノンが保有する光学の先進技術とノウハウを加え、開発を加速する。

東芝は、2020年7月にレベル4以上の自動運転実現に貢献するLiDAR向け受光技術を開発。従来の4倍となる200メートルの距離測定を達成した。2022年度までの実用化を目指す。また、2021年6月にはソリッドステート式LiDAR向けに最長測定距離200mを保ったまま、世界最小サイズと世界最高の解像度を実現する受光技術・実装技術を開発した。集中豪雨時の斜面崩壊や道路などへの土砂流入、突風による道路などへの落下物検知など、屋外への常時設置が必要となるインフラ監視への適用も可能になる。

ソニーグループは、車載LiDAR向け積層型SPAD距離センサー「IMX459」を商品化。サンプル出荷は2022年3月を予定する。

小糸製作所は、ADAS・自動運転向けLiDAR製造の米セプトンの株式を2020年2月に取得、2021年8月に追加取得した。セプトンのLiDARは摩耗部がなく長樹状で、検知距離・角度分解能の性能バランスが秀でており、2023年の実用化に向けて協業を進めている。また、2019年から独ブリックフェルドと自動運転用LiDAR内蔵ランプを共同開発。2017年には米クアナジーのLiDARをヘッドランプに内蔵した自動車ヘッドライトの概念設計で協業している。

ニコンは、2018年に米ベロダイン ライダー社に27億円を出資した。ベロダインはLiDARの世界大手で、フォードや百度も出資している。2019年にはLiDARの受託生産契約を締結し、仙台ニコンが量産する。

オムロンは、2017年10月に周辺短距離用3D-LiDARを、2018年9月に前方長距離用3D-LiDARを開発している。

電機メーカーの新規参入では、パナソニック、シャープ、京セラなど多数。

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