株テーマ:フォトレジストの関連銘柄

フォトレジスト関連株。デジタル製品のの高性能・小型化のために、半導体回路の微細化がある。フォトレジストは、回路を形成する感光材で、化学メーカーが優位。次世代向けに回路形成用素材を開発し、ナノ(10億分の1)レベルの競争となっている。

ADEKAは、2025年10月に鹿島化学品工場に次世代EUVリソグラフィ向けMOR金属化学物のプラントを新設すると発表した。投資額は32億円で、2026年4月に着工し、2028年4月に営業運転を開始する予定。リソグラフィ工程では、メモリやロジック半導体の更なる微細化に対応するため、より微細なパターンを形成できる「高NA EUV露光」が本格導入される見通しで、これに伴い現在主流のCAR(化学増幅型レジスト)と併用する形でMOR(金属酸化物レジスト)の採用が拡大すると予測されており、高NA EUV露光の本格導入を見据える。

東京応化工業は、連結子会社の韓国におけるフォトレジストの研究開発・製造・販売拠点のTOKAMにおいて、約120億円を投じて平澤工場を新設する。稼働開始は2027年下期を予定し、第1期として高純度化学薬品の製造棟を新設する。

富士フイルム HDはイメージセンサー用カラーレジストで世界首位で、日本勢はフォトレジストで世界シェア8割を握っている。信越化学工業、住友化学、東京応化工業、JSRが主要メーカー。

DICは、半導体フォトレジストポリマーメーカーPCAS Canada Inc.を買収する。PCAS-C社は、カナダに生産拠点を持ち、半導体フォトレジストポリマーに求められる低金属化・高純度化を実現する優れた製造技術と量産ノウハウを有する。

信越化学工業が56年ぶりに、約830億円を投じて群馬県に半導体素材の新工場をつくる。2026年に完成し、フォトレジストなどの感光剤を生産する。信越化学はフォトレジストの世界シェアが約2割で、先端品に限ると4割以上とみられる。

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株式情報更新 (12月17日)


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