株テーマ:原発の関連銘柄

日本のエネルギー政策において、原発再稼働は経済・環境・エネルギー安全保障の観点から重要なテーマとなっている。2011年の福島第一原発事故後、日本は脱原発政策を進めたが、近年はエネルギー価格の高騰やカーボンニュートラルの実現を背景に、再稼働の流れが加速している。

政府は2030年のエネルギーミックス目標として、原子力発電を電源構成の20~22%に引き上げる方針を掲げており、既存の原発の再稼働と次世代原発の開発を進めている。特にGX(グリーントランスフォーメーション)政策の一環として、小型モジュール炉(SMR)や高温ガス炉といった新技術の導入が検討されている。


■注目トピック:9509北海道電力の再稼働ロードマップ
泊発電所3号機の再稼働が実現すれば、燃料費削減による大幅な収益改善が期待される。

●泊発電所3号機の動向
・2025年7月:「原子炉設置変更許可」を取得
・2027年のできるだけ早期の再稼働を目指す


■業績上方修正を発表した原発関連銘柄一覧
直近でポジティブな業績修正を発表し、市場の注目を集めた銘柄を時系列でまとめ。

・2026年4月 1945東京エネシス
通期経常利益41億円→55億円 採算重視の受注活動が浸透し、収益性が向上

・2026年4月 6492岡野バルブ製造
通期経常利益10.6億円→20.5億円 原子力を中心に付加価値の高い追加受注などが寄与


■原発関連の注目銘柄リスト
各企業の強みを投資判断に役立つ「一言ポイント」でまとめた。


・1945東京エネシス
2025年4月に「広域安全対策専門組織」を新設。原発再稼働に向けた安全対策工事の受注拡大に注力。

・6492岡野バルブ製造
発電用バルブ製造やメンテナンスを展開。

・6378木村化工機
エネルギー・環境事業で原子力を含むエネルギー・環境関連機器の設計・製作・据付工事を展開。

・1968太平電業
原子力発電所の再稼働関連工事の施工受注などを推進。国内100カ所以上の拠点を有し、原子力発電所へのバックアップ体制が充実。

・6466TVE
バルブ事業で原子力発電所設備の定期検査工事などを展開。


(9501)東京電力HD:柏崎刈羽原発の再稼働が進めば、大きな利益増が見込まれる。
(9503)関西電力:原発比率が高く、再稼働によるコスト削減が業績に寄与。
(9508)九州電力:九州電力管内の電力安定供給とともに、原発稼働率向上がカギ。
(7011)三菱重工業:原子炉のメンテナンスや新型炉の開発に関与。
(6330)東洋エンジニアリング:原子力関連設備の設計・建設を手掛ける。

今後の展望
原発再稼働は、エネルギー価格の安定化や温室効果ガス削減に貢献する一方、安全対策の徹底と地元の理解が不可欠だ。政府はGXリーグを通じて、企業の脱炭素戦略と原発活用をリンクさせ、より持続可能なエネルギー政策を進める方針だ。

今後、政府の原発政策や、規制当局(原子力規制委員会)の対応、地元の受け入れ状況などが、関連銘柄の株価動向に影響を与えることが予想される。

原発 関連銘柄

原発 関連テーマ

原子力発電
原発 原子炉メーカー 原子炉圧力容器 エアテント 原発温度制御機器 革新軽水炉 原子炉浄化系水処理プラント(トリチウム) 原発関連小型株 高温ガス炉 高速炉 小型原子炉(SMR) 使用済み核燃料(プルサーマル) 中間貯蔵施設 廃炉ビジネス 原発バルブ 原発プラント 原発ポンプ ウラン権益

株式情報更新 (4月29日)


会員ログイン

パスワードを忘れてしまった場合

申込みがまだの方