株テーマ:リチウムイオン電池(材料) リチウムイオン電池負極材の関連銘柄

負極材は主にカーボンを材料とし、日立化成が世界シェアの4割。昭和電工は三菱自動車の電気自動車用負極材を提供。ゼオンはゴム素材で電池性能低下を抑えるタイプを開発。高速充放電には、リン酸鉄リチウムやチタン酸リチウムが有効とされている。東海カーボンも黒鉛事業を縮小し、余剰設備を電池生産設備に転用し、負極材生産に充てる方向を打ち出した。

自動車用リチウムイオン電池は、ハイブリッドカーや電気自動車が本格普及を向かえる2010年以降に、需要が増大する。これを見越して、素材各社も新規参入や増産体制の構築を急いでいる。不況で設備投資が減衰する中で、環境関連投資だけは継続する企業が多い。重要部材は、電池の正極材、負極材並びに電解液とセパレーターで、全てを手がけるのは三菱ケミカルだけ。英家電大手のダイソンが、EV参入を表明した。バッテリーと車体開発にそれぞれ1500億円を投じる。これまで400人程度の技術者が極秘に開発してきたことも明らかにした。家電で培ったモーター技術も応用し、他社とは根本的に違うEVを2020年に発売するとしたことで、日本企業にもチャンスがある。

矢野経済研究所によると、2016年のリチウムイオン電池主要4部材の世界市場規模は40.1%増の1兆0747億円。車載用電池部材がスマホなどの民生機器用の出荷量を上回った。

・正極材
中国 67.7%
日本 13.6% ↓

・負極材
中国 76.6%
日本 19.6% ↓

・電解液
中国 75.0%
日本 20.6% ↑

・セパレーター
中国 49.6%
日本 39.8% ↑

最も電池性能を左右する重要部材の正極材でもシェアを落としているが、中国が国策としてEV普及を掲げていることが主因。テスラにせよ、欧州自動車メーカーに電池を供給するLG化学やサムスンSDIにせよ、中身を辿れば日本の部材に行き着く。

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