株テーマ:有機EL 有機EL製造装置の関連銘柄

現在の有機ELパネル製造では、蒸着方式が定着しており、キャノントッキが蒸着装置で市場をほぼ独占している。他の装置はパネルメーカーが内製する場合も多いが、蒸着装置だけは別物。SCREENは、有機ELパネルの製造に特化した装置を開発し、「Eシリーズ」として販売を開始する。第1弾は、第6世代基板対応の有機ELバックプレーン製造工程用コーターデベロッパーと、タッチセンサーパネル製造工程用コーターデベロッパーとなる。コーターデベロッパーは、半導体ウェーハ回路パターンの形成のため、フォトレジスト液の塗布と、露光後の現像を行う装置。日本製鋼所は有機EL製造ラインのレーザーアニール装置で世界シェアが7割。

有機EL(エレクトロルミネッセンス)。自ら発光することで、薄型化、消費電力の上で、液晶、プラズマを凌ぐ事が期待されている分野。東大とシャープは、紙のように折り曲がる有機ELで世界最速の有機トランジスタを開発し、次世代有機ELディスプレイに道を拓いた。

2016年の液晶パネル出荷額は世界で9兆7500億円、有機ELパネルは、1兆7500億円となっている。有機 EL パネルの生産技術は複雑で、量産化に成功しているのは韓国サムスンディスプレーと、LGディスプレイの2社のみ。現在では有機 EL パネルのほとんどがスマホ向けのため、サムスンの世界シェアが圧倒的になっている。

ジャパンディスプレイは、産業革新機構が出資し、パナソニック、ソニーの中小型液晶パネル事業を統合した。2018年に有機 ELパネルの量産化を目指している。2017年12月、JOLED(ジェイオーレッド)が印刷方式による有機ELパネルを世界で初めて製品化し、出荷を開始した。JOLEDはパナソニックとソニーの有機EL事業を統合し、産業革新企業がリードしたジャパンディスプレイとは兄弟会社の関係にある。4月にサンプル出荷を開始し、ソニーの医療用モニターへの採用が決まった。印刷方式は現在主流の蒸着方式に比べて生産工程が簡素化され、多様な画面サイズが期待される。

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