株テーマ:EV(電気自動車)充電設備の関連銘柄
EV充電設備関連株。経済産業省はEV充電器の設置目標を2030年までに30万口としているが、2024年3月時点で4万口であるという。
EV充電器の利用・決済ができるアプリ「テラチャージ」を提供するテラチャージは、2024年12月に100億円の資金調達を実施。引受先はみずほ銀行や東邦ガスなど。充電インフラ網の拡充やサービスの更なる開発に充当する。日本でのEV充電器設置数は2024年10月に1万口を突破。
平田機工は、2022年度からEV向けバッテリー充放電関連設備に本格参入。
ジェクシードは、2023年6月に高速EV充電設備の販売、設置・保守管理事業を開始すると発表した。
オリックスがEV充電事業に参入すると報じられた。ソフトバンク発のスタートアップであるユビ電と連携し、2025年までにEV向け充電器を取引先の駐車場などに5万基設置するとしている。オリックスは、韓国のEV充電ソリューション企業「EVAR(エバー)」へ出資する。一つの電源から複数の車両に効率的に給電するスマートロードバランシング(電力負荷分散)機能を内蔵した充電器分野に強く、韓国国内で約2万台の普通充電器の販売実績がある。
ブイキューブは、2022年7月にEV充電サービス関連事業を展開するシンガポールのCHARGE+に出資すると発表。東南アジアでの事業支援を行うとともに、日本での事業展開の検討・準備を開始する。
ENECHANGE(エネチェンジ)は、新EV充電ブランド「ENECHANGE EV CHARGE」で 2027年までに3万台設置に向け、最大300億円を投資する。現在のパートナーは50社程度だが、3万台設置に向け500社との提携を目指す。
ENEOS HDは、NECからEVの充電サービス事業を取得した。両社は2021年にEV充電網の拡充で協業してきたが、全国のショッピングセンターの駐車場などでNECが運営していた充電器を取得する。これまで系列の給油所に設置してきたが、消防法の規制で短期間に拡大することは難しく、NECからの譲渡で約4600基を運営することとなる。
トヨタ自動車など自動車メーカー4社と日本政策投資銀行は、2021年4月5日に東京電力HDと中部電力が出資するイーモビリティパワーに150億円を出資したと発表。官民でEV電器の整備を進める。