株テーマ:リチウムイオン電池(材料) リチウムイオン電池正極材の関連銘柄

リチウムイオン電池は、既に携帯電話やパソコン等の電子機器に広く利用されているが、今後はハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車などで、需要が高まる。新日鉱HD傘下の日鉱金属も年間300トン生産能力を持つ製造設備を建設するほか、住友化学も月産100トン規模で参入する見込みで、先行企業を追い上げる。リチウムイオン電池正極材料には、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウムなどの酸化物が利用されるが、マンガン酸リチウム正極材は安全性が高く低コストで、リチウムイオン電池メーカー3社が採用。リチウム原料のコバルトが高価なため、住友大阪セメントは安価な鉄を用いるリン酸鉄リチウムの事業化を推進する。電気化学工業もリン酸鉄リチウムで正極材に参入する。カネカと愛知工業大学が従来の100倍以上高速に充電できるリチウムイオン電池を開発した。正極材に有機分子とカーボンナノチューブを混ぜたものを使用し、大電流を流せるため、キャパシタが不要になる。大容量電池が必要な電気自動車や、電極が有機材料のため、折り曲げも出来るため、ウエアラブル端末にも応用できそうだ。携帯電話なら10分で充電可能と見られ、5年以内の実用化を目指す。

自動車用リチウムイオン電池は、ハイブリッドカーや電気自動車が本格普及を向かえる2010年以降に、需要が増大する。これを見越して、素材各社も新規参入や増産体制の構築を急いでいる。不況で設備投資が減衰する中で、環境関連投資だけは継続する企業が多い。重要部材は、電池の正極材、負極材並びに電解液とセパレーターで、全てを手がけるのは三菱ケミカルだけ。

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