株テーマ:農産物流通システムの関連銘柄

農業競争力強化支援法に基づき、農水省が調査した結果では、米国では大手食品小売りが卸売機能を内製化し、生産者を束ねる業者と直接取引するのに対し、日本では卸売市場が農産物流通の核となっている。国産青果物は80%が卸業者を経由している。産地と消費地を繋ぐ、農畜水産物の流通支援プラットフォームでは、プラネット・テーブルの「SEND」や農業総合研究所の「農家の直売所」が流通の仕組みを変えようと取り組んでいる。楽天のフリマアプリ「ラクマ」では、農業女子プロジェクト参加メンバーと「ラクマ ファーマーズマーケット」を運営しており、農産物取引が急増している。

農産物の生産加工、流通の専門展示会「アグロ・イノベーション」は毎年開催され、農業界の生産性改革、流通改革を支援する機会を提供している。経営上の課題として、農産品のブランド化、人材不足、作業の効率化、流通経路が挙げられている。

パン・パシフィック・インターナショナルは、日本の農産物や水産、畜産物を輸出する会員制組織「PPIC(パン・パシフィック・インターナショナルクラブ)」を立ち上げた。30年には3000億円規模の輸出を目指す。政府の掲げる1兆円輸出目標には追い風となる。東南アジア中心に「ドン・キホーテ」の出店攻勢をかけている。

ヤマト HDは、「食べチョク」(登録生産者2500人)運営のビビッドガーデンと提携し、農産物物流の効率化に取り組んでいる。

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株式情報更新 (12月12日)


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