株テーマ:マスク(ウイルス対策)の関連銘柄

厚生労働省は新型インフルエンザが発生した場合にサージカルマスク(外科用マスク)の使用を推奨。米国国立労働安全衛生研究所はレスピレーター型マスクのフィルター規格のN95マスクを、結核、SARSなどのコロナウイルス、インフルエンザなど重度な感染症対策用として推奨している。

N95高機能マスク
・サージカルマスク(手術用)
・レスピレータ(防じんマスク)

ダイワボウは、京都産業大学鳥インフルエンザ研究センターと共同開発した抗ウイルス素材を用いた多機能マスク「アレルキャッチャー」を販売。不織布製でバクテリア濾過率99%のサージカルタイプ。シキボウは抗ウィルス加工繊維「フルテクト」を開発。医療白衣やマスクに展開している。ユニチャームの「超立体マスク」、大正製薬の「パブロンマスク」も出荷が急増した。防塵マスクの興研は生産ラインを医療用マスクに転用で生産倍増。荏原実業は、サージカルマスクや体温計のパンデミック対策キットを、企業向け、家庭向けに販売。

2020年1月には、中国の新型コロナウィルスによる肺炎拡大で、N95規格の高機能マスク買い占めが発生した模様。川本産業は使い切りタイプのサージカルマスクを販売している。小林製薬はマスクにウエットタイプのフィルターを付ける「のどぬーるぬれマスク」の販売が急増している。

興研は、3億円を投資し、医療機関向け使い捨て防じんマスクの生産設備を増強。月60万枚の生産設備を増強し、月200万枚を生産する。稼働は2020年8月頃。

ヘリオス テクノ ホールディングスは、2020年3月26日に生産事業者向けのマスク生産設備の販売を開始したと発表した。トランザクションは、国内のマスク需給がひっ迫していることからマスクを緊急輸入し、事業者と一般消費者向けに販売している。

日清紡ホールディングスは、医療マスク用モビロンテープを増産し、年間生産能力はマスクで約6億枚分になるとしている。また、インドネシアの生産拠点で、ドレスシャツ用の生産ラインを転用し、マスク用ガーゼ生地の生産を開始。マスクで最大200万枚分の生地を生産する予定。

新型肺炎の対策で中国政府はマスクの増産方針を宣言しているが、日本でもマスク爆買いが顕著になっている。中国アリババのネット通販では二日間で8000万個のマスクが売り切れたという。春節期間中は中国国内でマスクの生産が止まるため、品薄が懸念される。武漢市民にマスク着用を義務づけ、航空、鉄道、バス運行を停止する措置をとっている。

中国のマスク需要は爆発的に伸びており、シキボウは抗ウイルス機能付きマスクの生産量を3倍に増加し、中国へ出荷する。新潟のコデラカプロン(非上場)は中国の卸売業者から年間生産量に匹敵する20万枚のマスクを一括受注した。

アイリスオーヤマが日本政府からの要請に応じて宮城県角田工場へマスクの生産設備を導入し、月産6000万枚の不織布マスク(プリーツマスク、学童用マスク)を生産することを決めた。中国の大連工場と蘇州工場では24時間フル稼働で8000万枚のマスクを生産し日本に供給してきたが、合計1億4000万枚を供給できる体制を整える。

経産省はマスク生産設備導入支援事業費補助金を交付して増産事業者を募集していたが、3月13日までに採択されたのはシャープや鴻海精密工業など11件で5650万枚規模に留まっていた。アイリスオーヤマの生産開始は6月の見込みだが、納入期間も短縮され、マスク不足もかなり解消する。

政府が介護施設などを対象に布マスク約8000万枚を追加で配布する。厚生労働省によると、追加分のマスク調達費は計118億円となっている。マスク不足が解消される中で、アベノマスクに国民の批判が高まっている。

ダイキンは、国立循環器病研究センター、京都のベンチャー企業「クロスエフェクト」と高性能の医療用マスクを開発した。「N95」と同等の性能を持ち、生産は(8086)ニプロが担う。

セーレンは、抗ウイルスマスク「バイラス」シリーズの「高性能抗ウイルスフィルター」が、新型コロナウイルスを99.9%以上不活性化する効果を広島大学が実証したと発表した。

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