株テーマ:量子暗号の関連銘柄

量子暗号関連株

量子暗号の世界市場規模は2023年に5億ドル、2027年頃には20億ドル規模へ拡大すると期待されている。中国は重要インフラ網を他国のサイバー攻撃から防御する狙いで、政府系企業の利用を進めている。量子コンピュータ時代の新たな暗号技術は21年に米国が標準化する見込みで、一部にNTTの技術が使われるようだ。中国は量子暗号通信の標準化で影響力が、大きい。東芝も参画しており、22年1月に国際基準が策定される。


大手電機メーカーや大学が、「量子ICTフォーラム」を設立しており、量子コンピュータの登場で現在の暗号は簡単に解読できるため、解読が不可能な「量子暗号」が注目されてきた。(6701)NECとNICT(情報通信研究機構)は量子暗号を用いて、生体認証データの伝送と保管で、高い秘匿性と可用性を持つシステムを開発している。NECはスポーツ分野の顔認証にも応用する。(6502)東芝は2015年6月から量子暗号システムの実証実験に取り組んでおり、2018年8月には鍵配信速度10Mbpsを超える高速量子暗号通信の実証に世界で初めて成功した。20年にも商用化の可能性がある。量子鍵通信では暗号鍵を光子に乗せて伝送する。


東芝は量子暗号通信を2020年度から米国で実用化する。量子暗号通信は理論的には絶対に解読されないとされており、実現すれば日本企業として初めてとなる。量子暗号は光子に暗号化や解読用の鍵を乗せて送信するため、光子の状態を観察することで漏洩を防ぐ仕組み。専用機器の販売ではなく、定額制のサービスとして金融機関や医療機関向けに提供する。

東芝と東北大メディカル・メガバンク機構は、理論上絶対解読できないとされる「量子暗号通信」を使ったオンライン会議システムを世界で初めて構築した。重要な個人情報で、秘密保持が求められるヒトゲノムの伝送にも成功した。大量のゲノム情報を量子暗号でオンライン上で共有できれば、医療の効率化に寄与することになる。

東芝は量子暗号通信で、2020年9月から英通信大手BTと実証実験を開始しており、米通信大手ベライゾンとも提携する方向と報じられている。「量子暗号通信」システムを使った事業を2021年1~3月期から国内外で始めると発表した。30年に世界シェア25%を目指す。21年4月にはNICT(情報通信研究機構)にシステムを納入し、実証実験を開始する。契約額は43億円と見られている。英BT(ブリティッシュテレコム)と提携しており、米ベライゾンとも提携する計画。先行する中国は2025年までに全土に拡げる構想を掲げている。



微弱光でも超長距離通信を実現する量子通信では、2018年3月に中国が世界最大の量子暗号ネットワークを構築し、新華社通信、中国工商銀行、国家電網公司などが利用を始めている。量子暗号ではNECや東芝が海外製の10倍高速で、2倍長距離の量子暗号装置を開発済み。光・量子通信による大容量データリンクを構築し、衛星通信網や地球観測網への貢献が期待される。総務省プロジェクトで衛星向け量子暗号技術の研究開発を推進しており、航空機を使った実証実験には東大やNICT(情報通信研究機構)、(9412)スカパーJSATが参加している。


量子暗号通信については関連特許1位が東芝で2位がNECとなっている。国は量子暗号通信の研究拠点整備を今年から始める計画。東芝は2020年7月から、NECや東大など11の企業や大学と量子暗号通信の研究開発プロジェクトを開始した。

量子暗号 関連銘柄

量子暗号 関連テーマ

量子コンピュータ
量子コンピュータ 量子暗号

会員ログイン

パスワードを忘れてしまった場合

申込みがまだの方