注目銘柄

    注目銘柄 2026/1/27 07:36
    (4973) 日本高純度化学 AI関連需要と貴金属高で通期業績を上方修正 年間配当は200円へ増配
    (4973)日本高純度化学は、半導体や電子部品向けの貴金属めっき薬品を主力とするファインケミカル企業だ。金・パラジウムを用いた高付加価値めっき技術に強みを持ち、AIサーバーデータセンター半導体パッケージ用途で世界トップクラスのシェアを有する。ファブライト経営により固定費を抑え、高収益体質を維持している点も特徴だ。

    2026年3月期第3四半期累計は、民生向け需要の回復に加え、生成AI関連の半導体パッケージ、メモリ向け販売が堅調に推移し増収増益となった。売上高は前年同期比で2割超の伸びとなり、営業利益も研究開発投資の増加を吸収して増益を確保した。政策保有株式の売却益も最終利益を押し上げた。

    2026年3月期の通期業績予想を上方修正した。売上高は175億円、営業利益は54億円、経常利益は73億円、最終利益は17.5億円を見込む。前回予想比では売上高が25%増、最終利益が約2割増となる。背景には、生成AI関連需要の拡大に加え、金・パラジウム価格の上昇がある。また、追加的な政策保有株式の売却益も織り込まれている 。

    業績改善と株式売却の進捗を踏まえ、配当予想も修正された。年間配当は従来の126円から200円へ増額され、期末配当は137円を予定する。DOE5%を下限とする株主還元方針を維持しつつ、機動的な還元姿勢を明確にしている 。

    AIサーバーデータセンター向け需要は引き続き拡大が見込まれ、光トランシーバー用途など成長分野でのシェア拡大余地は大きい。一方、車載向けはEV需要減速の影響を受けやすく、貴金属価格の変動が業績振れ幅を大きくする点には留意が必要だ。もっとも、安定したキャッシュ創出力と高水準の株主還元を考慮すれば、足元株価4,160円水準は中長期視点で評価余地を残す局面といえる。

株式情報更新 (1月27日)


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