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    1月23日の米国株は「インテルの弱い見通し」と「決算前の持ち高調整」でダウ反落
    この日の最大の変動要因は、インテルの弱い業績見通しが半導体サイクルへの警戒を呼び、決算シーズン本格化を前にした持ち高調整の売りと重なってダウの重石になった点だ。一方で、資金は全面リスクオフには振れず、生成AIクラウドを軸とする大型テックに買いが入り、ハイテク比率の高いナスダックはプラスを確保した。

    NYダウ平均 49098.71(-285.30)
    ナスダック 23501.24(+65.22)

    業種別では、ダウの下落を主導したのは金融と景気敏感株だ。金融ではゴールドマン・サックスやJPモルガン、アメリカン・エキスプレスといった大型金融に売りが入り、指数を押し下げた。金利動向の綱引きが続くなかで、決算をまたぐリスクを嫌った調整売りが金融株に向かいやすかった。景気敏感ではキャタピラーが大きく売られ、設備投資・資源関連の先行きに対する慎重姿勢がにじんだ。住宅・消費関連では相対的に底堅い銘柄もあったが、指数を押し上げるほどの勢いには欠けた。

    一方、ナスダックを支えたのはメガテックの粘りだ。クラウドではマイクロソフト、アマゾンが上昇し、来週以降に控える主力決算をにらんだ先回りの資金が入りやすかった。コミュニケーションサービスではメタが上昇し、広告・AI投資の評価が底堅いことを映した。半導体では、インテルが急落しセクターの不安材料となった一方で、エヌビディアは上昇し、AI需要の裾野の広がりを材料に選別買いが入った。半導体セクターは「インテル売り、AI中核買い」という色分けが鮮明で、指数全体としては方向感が割れた格好だ。関連してAMDなど周辺銘柄は投資家の視線が厳しくなりやすく、短期筋の出入りが荒くなった。

    グロースの中でも強弱は分かれた。テスラやアルファベットは小安く推移し、決算前の調整の対象になった。ハイテク全体が買われたというより、クラウドAI中核に資金が集まり、周辺テーマには選別がかかった一日だ。ヘルスケアや生活必需品といったディフェンシブは相対的に底堅く、指数の下値を支える役回りを果たした。

    ダウ平均の構成銘柄での寄与度を見ると、最大のマイナス寄与はゴールドマン・サックスとキャタピラーだった。ゴールドマン・サックスは前日比3%超の下落となり、金融株に集中した持ち高調整の動きが指数の重荷となった。決算前のポジション調整が進む中で、大型金融株が売りの受け皿となり、ダウの下落を主導した。キャタピラーも前日比3%超下落し、設備投資や資源関連の先行きに対する慎重姿勢が改めて意識された。景気敏感株の代表格が売られたことで、相場全体に調整色が強まった。一方、マクドナルドなどディフェンシブ性の高い銘柄は底堅く推移したが、金融・資本財株の下落を吸収するには至らなかった。

株式情報更新 (1月27日)


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