ナノキャリアは、2021年6月4日、
遺伝子治療製品「VB-111」の
承認申請が1年早まる可能性があると発表し、株価は上昇に転じている。
FDAとの協議に基づき、国際共同第3相試験の主要評価項目に、無増悪生存期間を追加。これにより、無増悪生存期間か全生存期間のいずれかの主要評価項目を達成することで
承認申請ができることから、
承認申請の1年前倒しが可能になるとしている。
また、「VB-111」では、国際共同第3相試験に途中から日本が参画できることから、開発費と開発期間を大幅に短縮して承認取得を目指すことができるとしている。ナノキャリアは「VB-111」の承認取得・販売を通じた収益化を見込んでいる。