株テーマ:歯髄幹細胞の関連銘柄

歯髄幹細胞関連銘柄。歯髄幹細胞とは、歯の中心にある神経に含まれる細胞。血管や神経を作るのに有利な幹細胞が多く含まれていることから、血管新生・神経再生・歯髄再生を促進することが期待される。歯髄は細胞の増殖性が骨髄の倍という特徴があり、医薬品原料として安定調達がしやすいことから、薬を大量生産でき、医療費も抑えられるという。


キッズウェル・バイオは、歯髄幹細胞を用いた再生医療の事業化に向けて昭和大学や岐阜薬科大学と共同研究。大分大学とは末梢神経麻痺の治療法創出に向けて共同研究。名古屋大学とは脊髄損傷に対する新たな治療法創出に向けて共同研究。北海道大学と総合せき損センターとは難治性骨折の治療法創出に向けて共同研究する。2020年3月には、ニコンと歯髄幹細胞を再生医療製品として製品化するための基となるマスターセルバンクの製造方法の開発を完了。今後はニコンの製造施設で、安定供給体制の構築を進める。

また、2022年9月には昭和電工マテリアルズとヒト乳歯歯髄幹細胞の特長を生かした再生医療等製品の実用化に向けた製法開発・治験薬製造に関する基本取引契約を締結。2024年中に治験薬を製造することを目指す。

2021年12月には根治が難しい疾患等に対する次世代細胞医薬として注目されている「デザイナー細胞」の開発に向けてバイオミメティクスシンパシーズと委託開発契約を締結した。技術基盤の確立に至れば、将来の成長ドライバーと位置付けている再生医療事業において大きなプラットフォームの獲得となるとしている。


エーザイは歯髄細胞を保管しているベンチャーのセルテクノロジーと契約。第一三共と再生医療推進機構は、歯髄幹細胞を使った再生医療製品の実用化に向け連携。JCRファーマと帝人は歯髄幹細胞を使った急性脳梗塞の治療薬を共同開発する。

エア・ウォーターと歯愛メディカルは、2020年6月に歯髄幹細胞を用いた再生医療を開始。2020年秋には歯髄幹細胞を冷凍保存する「歯髄幹細胞バンク事業」も立ち上げる計画。2023年度に売上高10億円規模を目指す。

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株式情報更新 (4月20日)


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