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    米9月中古住宅販売、1.5%増の406万戸 価格も上昇で底堅さ示す
    米不動産業者協会(NAR)が23日発表した9月の中古住宅販売件数(季節調整済み、年換算)は前月比1.5%増の406万戸となり、2カ月連続の増加となった。前年同月比では4.1%増加し、市場予想と一致した。8月の販売件数は400万戸だった。

    販売価格の中央値は41万5200ドルと、前年同月比で2.1%上昇した。価格上昇は在庫不足と高金利環境下での限られた供給を反映している。依然として住宅ローン金利は約7%台と高止まりしているが、取引の一巡から需要が徐々に持ち直している可能性がある。

    地域別では西部と南部で取引がやや増加し、特に価格帯が中堅の住宅が堅調に推移している。NARは声明で「高金利環境にもかかわらず、中古市場は安定した動きを示している」と指摘した。米住宅市場は2023年以降、金利上昇で低迷が続いてきたが、価格下落圧力が緩和しつつあり、今後の金利動向が販売回復の鍵を握るとみられる。

株式情報更新 (10月24日)


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