注目銘柄

    注目銘柄 2025/8/26 08:28
    (3407) 旭化成 半導体材料「パイメル」増産へ160億円投資
    (3407)旭化成は、先端半導体向け感光性絶縁材料「パイメル」の製造設備を増設する。投資額は約160億円で、稼働開始は2027年を予定している。需要拡大が続く高性能半導体分野において、パイメルは微細化対応や信号伝送効率向上に寄与する材料として開発が進んでおり、今後の成長領域を担う製品と位置付けられている。

    同社の電子材料事業は、スマートフォンやサーバー向け半導体の高度化と生成AI需要を背景に拡大傾向にある。一方で石化・建材など既存事業の利益環境は依然厳しく、ポートフォリオ転換を進める必要が高まっている。今回の投資は収益基盤を先端分野へシフトする戦略の一環といえる。

    2025年4〜6月期の業績は、売上高7,383億円(前年同期比0.3%増)、営業利益537億円(同7.6%増)、経常利益499億円(同7.0%減)、純利益197億円(同42.2%減)となった。上半期(4〜9月期)の営業利益予想は、従来の950億円から1,050億円へ上方修正された。売上高は1兆5,040億円とやや下方修正されたが、収益性の改善が評価された。

    通期の業績予想は据え置きで、売上高3兆1,170億円(前期比2.6%増)、営業利益2,150億円(同1.5%増)、経常利益2,160億円(同11.7%増)、純利益1,250億円(同7.4%減)を見込んでいる。

株式情報更新 (8月26日)


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