注目銘柄

    ☆注目の新規上場 実名型グルメプラットフォームのRetty
    Rettyは2020年10月30日に新規上場する。仮条件は1150円~1180円、公開価格は1180円となった。

    Rettyは、ユーザーの実名に基づく飲食店の口コミ情報や全国の飲食店情報などを蓄積した実名型グルメプラットフォーム「Retty」を運営している。閲覧のログデータやフォロー、「いいね・いきたい」などのアクションデータも蓄積されており、ユーザーの閲覧や投稿、アクションから割り出された好みやシチュエーションなどを考慮した各ユーザーに最適化した飲食店情報を提供している。

    飲食店向けに「Retty」内で上位に表示させる仕組みや有料店舗の広告掲載サービス、ユーザー情報を管理できる顧客管理システムなどを提供し、飲食店から毎月定額のサービス利用料収入を得ている。また、「Retty」を活用したタイアップ広告やアドテクノロジー、アライアンスの広告ソリューションによる広告掲載収入を得ている。


    ●経営戦略

    「Retty」を通じたオンラインでの販促を提供するFRM事業を中核に、食のデータを活用したコンテンツソリューションの成長や飲食店との良好な関係を基に飲食店の課題を解決していく新たな事業領域の展開、海外展開を加速させるとしている。

    新たな事業領域では、飲食店向け予約・決済などのEC事業や店舗オペレーション改善に向けた業務効率化支援事業などを推進していきたいとしている。海外ではタイでサービスの成長に注力しており、今後はアジア、米国、EUにも展開を図っていきたいとしている。

    また、戦略的パートナーシップ関係にあるヤフーとそのグループ会社との連携強化により、ユーザーの利便性向上と有料店舗に対する集客支援をさらに向上させる。


    ●新型コロナウイルスの影響

    訪日外国人の減少や自粛要請などにより飲食店市場の需要が低下。新型コロナウイルスの影響が大きい首都圏以外の飲食店に対する非対面営業の強化や初月利用料の無料化、緊急事態宣言期間中の月額利用料の免除などを実施し、2020年7月には保有店舗数が純増に転じた。

    また、イートインに変わるテイクアウト市場やデリバリー市場のニーズの高まりにより、飲食店におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展など、新市場の拡大も進んでおり、蓄積されたデータや良好な飲食店との関係を活かすことで、収益の拡大につなげる。


    ●Rettyの業績推移

          売上高  経常利益  純利益
    2019年9月 22億円  0.99億円 1.55億円
    2018年9月 16億円 ▲2.2億円 ▲2.3億円
    2017年9月 12億円 ▲3.9億円 ▲4.2億円
    2016年9月 5.4億円 ▲5.9億円 ▲5.9億円
    2015年9月 1.3億円 ▲4.7億円 ▲4.7億円

株式情報更新 (4月25日)


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