3月通期売上を990億円から1000億円へ上方修正したが、営業損益を8億円の赤字から108億円の赤字、最終損益を15億円の赤字から160億円の赤字へ下方修正した。精錬事業で亜鉛価格が下落し、在庫評価損が19億円増加、非鉄スラグ製品の処理費用も14億円発生し、部門利益が28億円の赤字から68億円の赤字へ拡大した。資源事業では豪州鉱山会社ＣＶＨ社が金属価格の下落や採掘数量の減少によるコスト増、エンデバー鉱山休止関連費用も20億円発生し、赤字が2億5000万円から55億円へ拡大する。

亜鉛や鉛価格の下落に歯止めがかからず、期末配当も100円から50円へ減配する。道路工事などに使うスラグ製品で鉛の含有量が土壌環境基準を超過していたことから追加対策費用も発生し、四面楚歌の状況。