注目銘柄

東洋紡エムシーは10億円を投じてRO膜(逆浸透膜)の生産能力を現状比3倍に拡大する方針だ。2026年夏をめどに最新設備を導入し、工場稼働を開始する予定であり、主力市場である中東や北アフリカ地域の海水淡水化プラント向け供給拡大を図る。
RO膜は高性能で水を効率的に淡水化できる技術であり、特に中東では慢性的な水不足対策インフラとして増設が進展、現地価格競争も激化している。今回の増産投資でコスト競争力が高まり、さらなる新規採用拡大を目指す構えだ。さらに、今後成長が見込まれるリチウム回収用処理膜の需要増も見据え、設備の柔軟な対応力を強化する。
世界の海水淡水化市場は年8〜9%のペースで拡大し、高付加価値膜の需要も堅調に推移している。2026年3月期通期業績予想は、売上高は4400億円(前期比約4%増)、営業利益210億円(同26%増)、経常利益155億円(同46%増)、最終利益45億円(同2.2倍)を見込む。主力の機能膜やフィルム事業の増産・価格改定が利益成長に寄与し、RO膜など環境分野の好調が業績全体を下支えしている。
RO膜は高性能で水を効率的に淡水化できる技術であり、特に中東では慢性的な水不足対策インフラとして増設が進展、現地価格競争も激化している。今回の増産投資でコスト競争力が高まり、さらなる新規採用拡大を目指す構えだ。さらに、今後成長が見込まれるリチウム回収用処理膜の需要増も見据え、設備の柔軟な対応力を強化する。
世界の海水淡水化市場は年8〜9%のペースで拡大し、高付加価値膜の需要も堅調に推移している。2026年3月期通期業績予想は、売上高は4400億円(前期比約4%増)、営業利益210億円(同26%増)、経常利益155億円(同46%増)、最終利益45億円(同2.2倍)を見込む。主力の機能膜やフィルム事業の増産・価格改定が利益成長に寄与し、RO膜など環境分野の好調が業績全体を下支えしている。