双信電機に対して、台湾系の電子部品会社で抵抗器やヒューズを製造する釜屋電気が50.1％の取得を目指してＴＯＢを実施する。釜屋電気は双信電機株を保有していないが、5月に発行した新株予約権付社債（転換価格599円）で普通株式150万株相当を保有している。双信電機の筆頭株主は日本ガイシで、保有株のうち556万株、保有割合35.6％をＴＯＢに応募する契約を締結した。ＴＯＢ価格は460円で、買付予定株上限は781万株、下限は556万株としている。ＴＯＢ価格が時価を下回る異例なＴＯＢとなる。