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    決算 2020/8/28 15:46
    (7707) プレシジョン・システム・サイエンス 20年6月期経常利益は▲0.91億円(前期は1.39億円) 21年6月期は4.5億円を計画
    プレシジョン・システム・サイエンス(PSS)の2020年6月期の経常利益は▲0.91億円となった(前期は1.39億円)。通期は92.8%減の0.1億円を計画しており、計画を0.81億円下回った。

    新型コロナウイルス確定迅速検査に対応するために、エリテック社向けOEM製品である全自動PCR検査装置やDNA自動抽出装置の販売などが好調に推移した。一方、試薬量産コストダウンの設備投資や見込んでいた受注開発案件が獲得できなかったこと、全自動PCR検査システムの応用開発費用の増加などで減益となった。

    新型コロナウイルスへの取組では、核酸(DNA)抽出自動化装置、全自動PCR検査システムとPCR試薬を連携させたシステムを完成させており、全自動PCR検査システムは核酸抽出とリアルタイムPCRの一貫全自動システムとしてヨーロッパを中心にPCR検査を実施する世界の医療現場に導入されている。

    また、日本でも全自動PCR検査装置とPCR試薬が保険適用の対象製品となったことから、8月3日から販売を開始。さらに、新型コロナウイルスの確定迅速検査の世界的な需要に対応するためのDNA抽出試薬及び消耗品の販売拡大が予想されることに対し、7月17日に「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金」に採択されたことから、必要な供給能力確保のため日本国内で生産拠点などを整備する方針。

    2021年6月期は4.5億円を計画する。全自動PCR検査システムやDNA抽出自動化装置の販売計画や製品供給能力から大幅な増収となる見通し。

    プレシジョン・システム・サイエンスの株価は42円安の1973円で推移している。

株式情報更新 (4月26日)


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