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(6758) ソニーグループ 次世代HDD向けレーザーで世界市場を制す
(6758)ソニーグループは、次世代ハードディスク(HDD)で主流となるHAMR(熱アシスト磁気記録)方式に用いる半導体レーザーの生産能力を倍増させる。これまでHDD世界最大手の米シーゲイト・テクノロジー向けに供給を開始していたが、新たに同2位の米ウエスタンデジタル(WD)への採用も決定。タイ工場における製造ラインの増設に約50億円を投資し、生成AIの拡大で急増するデータセンター需要を取り込む。
HAMR方式は高密度記録を可能にし、従来のHDD技術を大きく上回る性能を実現する。2028年には出荷台数が5000万台弱に達すると見込まれ、HDD市場の過半を占める見通しだ。こうした中、ソニーは同技術に不可欠な半導体レーザーで寡占的な地位を確立し、数百億円規模の新たな収益源に育てる構えだ。
従来、ソニーはスマートフォン向け画像センサーで世界首位を維持してきたが、HAMRレーザー事業はそれに次ぐ柱として育成。HDD分野ではあくまで部品供給に特化することで、投資効率と収益性を高めている。
2025年3月期の連結決算は、売上高12兆9,570億円(前年比0.5%減)、営業利益1兆4,072億円(同16.4%増)、純利益1兆1,416億円(同17.6%増)と過去最高益を更新した。2026年3月期は、売上高11兆7,000億円、営業利益1兆2,800億円、純利益9,300億円を見込む。ソニーグループの新たな成長ドライバーとなる可能性が高く、下値切り上げ型の三角保ち合いを上放れることになりそうだ。
HAMR方式は高密度記録を可能にし、従来のHDD技術を大きく上回る性能を実現する。2028年には出荷台数が5000万台弱に達すると見込まれ、HDD市場の過半を占める見通しだ。こうした中、ソニーは同技術に不可欠な半導体レーザーで寡占的な地位を確立し、数百億円規模の新たな収益源に育てる構えだ。
従来、ソニーはスマートフォン向け画像センサーで世界首位を維持してきたが、HAMRレーザー事業はそれに次ぐ柱として育成。HDD分野ではあくまで部品供給に特化することで、投資効率と収益性を高めている。
2025年3月期の連結決算は、売上高12兆9,570億円(前年比0.5%減)、営業利益1兆4,072億円(同16.4%増)、純利益1兆1,416億円(同17.6%増)と過去最高益を更新した。2026年3月期は、売上高11兆7,000億円、営業利益1兆2,800億円、純利益9,300億円を見込む。ソニーグループの新たな成長ドライバーとなる可能性が高く、下値切り上げ型の三角保ち合いを上放れることになりそうだ。