株テーマ:レアメタル:コバルト争奪戦 コバルトの関連銘柄

電子機器、特にリチウムイオン電池の正極材向けに需要が拡大している。住友金属鉱山は国内唯一のコバルトメーカーで、生産能力を増強中。EV(電気自動車)の普及で供給不足から価格が高騰しており、アップルはリチウムイオン電池向けの長期安定調達で鉱山会社と交渉と報じられている。埋蔵はコンゴに偏っており、世界的な争奪戦も想定される。JX金属や太平洋セメント、松田産業はリチウムイオン電池からコバルトを回収、ホンダ、トヨタ、豊田通商や住友金属鉱山はニッケル水素電池からコバルトを回収している。金属リサイクル業者も注目される。

中国は電気自動車(EV)の普及をにらみ、コバルトを爆買い。アップルもコバルトの直接購入を検討するなどコバルト争奪戦になっている。

希少金属のうち、供給障害や価格高騰に備えた国家備蓄対象は、ニッケル、クロム、タングステン、コバルト、モリブデン、マンガン、バナジウムの7種類。自動車や電機精密機器に多く用いられるために、重要な戦略資源だが国内には埋蔵量が少ない。

国家備蓄はJOGMECが茨城県に所有する国家備蓄倉庫で一元的な保管・管理を行っている。「都市鉱山」に着目し、スクラップなどを処理回収するリサイクル事業が重要となる。2009年5月にインジウム、ガリウムが備蓄対象に追加された。日本近海には海底熱水鉱床もあり、海上保安庁や石油天然ガス・金属鉱物資源機構の調査で、沖縄や小笠原諸島海域での存在が知られている。

「レアアース・レアメタル」とは、リチウム、ベリリウム、ホウ素、希土類(スカンジウム、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、プロメチウム、サマリウム、ユウロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウム)、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、コバルト、ニッケル、ガリウム、ゲルマニウム、セレン、ルビジウム、ストロンチウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、インジウム、アンチモン、テルル、セシウム、バリウム、ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウム、白金族、タリウム、ビスマスを指す(経産省)

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