第3四半期にあたる11－7月売上は19.4％増の28億円、営業利益は93.7％増の5億1900万円、純利益は2倍の3億6000万円となった。上方修正は見送ったが、営業利益ベースで、通期計画に対する進捗率は85％に達しており、上振れ期待は十分。大学用と健康クラブ用に特化したの管理ソフトが主力で、自治体向けシステムも注力している。大学向けには「キャンパスプラン」シリーズが好調を維持し、新規ユーザーも増加。総務・人事給与システムを付加した「学園総合情報システム」もリリースしている。

ウェルネス部門では、スポーツ・健康関連施設の会員・会費管理システムのクラウド化が奏功した。システムのライセンス使用料やサブスクリプション（定額課金）導入が、収益を安定させている。学校向けをターゲットとしており、デジタル化の波が業績拡大を後押しするため、先高期待は強い。株価は高値圏ではあるが、長い下ひげで粘り腰を見せている。