注目銘柄

    ☆【AI翻訳】上昇トレンド銘柄が9割に
    株テーマ「AI翻訳(自動翻訳)」の9月10日時点の上昇トレンド銘柄数は7銘柄中6銘柄で、約9割が上昇トレンドとなっている。その中でも、ブロードバンドタワーは4週連続で上昇トレンドが継続している。政府はAIを使った高精度の同時通訳システムを2020年の東京五輪・パラリンピックまでに実用化させる計画。また、総務省とNICTは会話途中で訳し始める通訳ソフトで2025年の実用化を目指す。長期的な有望テーマであることから、AI翻訳関連銘柄の主な情報をまとめた。


    ■「AI翻訳」の上昇トレンド銘柄(9月10日時点)

    ・2483翻訳センター
    ・3776ブロードバンドタワー
    ・3778さくらインターネット
    ・4344ソースネクスト
    ・6182ロゼッタ
    ・7911凸版印刷


    ■ロゼッタ 2025年に人間の翻訳者とほぼ同等の機械翻訳完成を目標

    AI翻訳「T-400」を開発。一般的な翻訳サイトに使われている翻訳エンジンとは異なり、専門分野ごとにAIを用いて学習させることで、プロ翻訳者レベルの正確さを実現しているという。2000分野に細分化された専門分野のデータベースと、顧客が保有している文書で構築されたデータベースを組み合わせ、顧客向けにカスタマイズされた高精度の自動翻訳を提供する。2025年までに人間の翻訳者とほぼ同等の精度を持つ機械翻訳を完成させることを目標としている。

    9月にオリックスと「T-400」の見込み顧客紹介で業務提携した。顧客拡大が期待される。

    ■ブロードバンドタワー 

    国立大学法人豊橋技術大学、日本マイクロソフトと協働。東京五輪が開催される2020年までに様々な言語による情報をリアルタイムに提供する翻訳サービスをインターネット上の様々なサービスで活用可能にすることを目指している。

    AI・機械学習を活用した事業構築のために、実際の社会インフラ、ビジネスへの導入を実施。東京都港区で地域共生社会の実現に向けたAI翻訳による情報発信の強化。コマツと建設機械を対象に関連文書を多言語化。株式会社ブリックスと通訳会社の通訳アプリ「ワンタイム通訳」を行っている。


    ■さくらインターネット 20年3月期に国立研究期間のディープラーニング翻訳プロジェクト向け基盤が本格稼働

    国立研究機関のディープラーニング翻訳プロジェクト向け基盤を提供している。2020年3月期経常利益は21.3%増の4.8億円を計画する。IoT、データ流通、AI市場など成長分野への展開を加速。大口案件では、政府衛星データ案件の継続に加え、前第4四半期から提供を開始した国立研究機関のディープラーニング翻訳プロジェクト向け基盤の本格稼働による売上貢献を見込むとしている。

株式情報更新 (4月26日)


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