フェニックスバイオは、2019年6月25日、フェニックスバイオ製品である新鮮ヒト肝細胞「PXB-cells」にCP社の製品である「siRNA固相トランスフェクションプレート」を用いた「In vitro siRNAトランスフェクションアッセイキット」の販売を目的に業務提携すると発表した。

通常siRNAを細胞へ導入する際は、核酸導入試薬の種類や濃度、siRNAの濃度、培養時間など様々な条件を事前に検討する必要がある。「siRNAトランスフェクションプレート」を用いれば、煩雑な条件検討を行うことなく、siRNA実験に注力することができ、大幅な時間削減とコスト削減に貢献できるとしている。また、これまで可能だった薬物代謝、酵素誘導・阻害、安全性、トランスポーター評価、抗HBV薬効評価などの各種In vitro実験にsiRNA実験を組み合わせることにより、対象遺伝子の特定や遺伝子相互作用などのメカニズム解明が期待できるとしている。

CP社と連携し、国内の製薬企業やアカデミアに提供。将来的には海外での販路拡大を図る計画。

フェニックスバイオの株価は808円で推移している。