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    5G車載端末間の直接通信で低遅延通信に成功 隊列型自動運転の実現に寄与
    ソフトバンクは、2019年4月11日、基地局圏外における5G車載端末間の自律的な直接通信で1ms(1000分の1秒)以下の低遅延通信に世界で初めて成功したと発表した。

    これまでの実験は、基地局からの信号で5G車載端末間の直接通信を行っていたが、基地局圏外では通信ができなかった。基地局圏外でも通信できる5G車載端末を新たに開発。車載直接通信の遅延時間が1ms以下となる低遅延通信に成功した。

    今回の成功はトラック隊列走行の早期実現に寄与するもので、5G基地局が展開されていない地域やトンネルなどを走行中のトラックが、継続かつ安定的に加減速情報や車両制御情報などを車両間で共有できるようになるという。

    ソフトバンクは引き続き実験を推進するとしている。


    政府は、先頭車両だけを運転手が運転し、複数台の車が隊列を組んで走る自動運転システムを2020年度に新東名高速道路で実用化する目標。2018年度にも実証実験に着手。徐々に走行距離を延ばし、2020年代前半にも東京・大阪間を結ぶ高速道路の全線で、隊列型の自動運転の事業化を目指す。

    ソフトバンクは、トヨタ自動車の出身者らが創設した先進モビリティの株式40%を取得。小型バスやトラックの自動運転技術を開発する。


    【隊列型自動運転トラックの関連銘柄】
    ・7202 いすゞ自動車
    ・7205 日野自動車
    ・8015 豊田通商
    ・9984 ソフトバンクグループ

株式情報更新 (4月26日)


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