ＳＫＩＹＡＫＩは、音楽アーティストのファンクラブを運営する。第2四半期にあたる2－7月売上は3.8％増の24億円、営業利益は5.1％増の9200万円、純利益は27.4％減の3800万円となった。1月通期売上は55億円から49億円へ引き下げるが、営業利益は7100万円から1億5000万円、純利益は500万円から3500万円へ上方修正した。ライブの中止・延期及び入場制限等に伴う売上が6億円減少する見込みで、オンラインによるアーティストグッズの売上増は5億5000万円の増加が見込まれるが、ファンクラブの有料会員が伸び悩みで、売上は減少する。

営業利益についてはライブなどの製作原価が5億円減となり、人件費や広告宣伝費が減少することで、上方修正となる。利益水準も低く、パッシブな上方修正ではあるが、黒字幅の拡大は評価される可能性がある。新型コロナによるイベント開催の制限は19日にも前倒しで緩和される方向だが、歓声が少なく飛沫感染しにくいイベントが対象のようで、メリットになるかは不透明。