注目銘柄

    注目銘柄 2020/9/28 09:00
    (4060) rakumo ☆注目の新規上場 グループウェア開発のrakumo
    rakumoは、2020年9月28日に新規上場する。仮条件は1100円~1250円で、公開価格は1250円となった。

    rakumoは、企業など組織内のコンピューターネットワークを活用し、組織のコミュニケーションの円滑化や情報共有、業務効率化などを支援するソフトウェア「rakumo」の開発・販売を展開する。サービスはユーザー側でソフトウェアを保有するのではなく、提供側がクラウド上でソフトウェアの機能を提供し、インターネット経由で利用するSaaS方式で提供する。

    収益構造は、サービス料金を顧客企業の使用期間やユーザー数に応じた定期定額契約であるサブスクリプションとして課金しており、継続的なサービス提供を前提に収益が積みあがるストック型ビジネスとなっている。また、年間契約や複数月契約が主体で、契約金額を一括前払いで回収していることから、キャッシュフローでも有利としている。

    クライアント数は2017年12月に1343社、2018年12月に1562社、2019年12月に1804社となっており、2020年6月末時点で多種多様な業界・中小企業から大企業まで1939社が導入している。一方、ライセンスの販売額に対する月間解約率は2020年上期で平均1%未満で推移している。

    また、rakumoや他社SaaSサービスの導入支援や業務支援などを行うソリューションサービスやベトナムを拠点にシステム開発サービスを提供するITオフショア開発サービスも展開している。


    ●販売戦略
    100社以上を有する販売パートナーとの関係強化や各種マーケティング施策による自社直接販売の強化を継続する。また、付加価値向上のため、人事分野でのテクノロジー領域であるHRテック領域やデータ活用など新たな提供サービスを開発・展開し、rakumoのビジネスインフラとしての価値向上に努める。


    ●新型コロナウイルス感染症に関するリスク
    クラウド製品を扱っていることから主要サービスへのマイナス影響は生じていない。一方、新型コロナウイルスが長期に渡って拡大・蔓延した場合は従業員の感染リスクや人材確保への影響を及ぼす可能性があるとしている。


    ●rakumoの業績推移

           売上高 経常利益 当期利益 
    2019年12月期 6.6億円 0.2億円 ▲0.3億円
    2018年12月期 5.3億円 ▲0.1億円 ▲0.08億円

株式情報更新 (4月27日)


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