株テーマ:廃プラ再生の関連銘柄

2026年4月に政府が重要鉱物やプラスチックなどのリサイクルを強化するため、2030年までに官民で1兆円規模の投資を行う方針と報じられた。この報道を受け、株テーマ「廃プラ再生」関連株のランキングが急上昇するなど注目が集まっている。

プラスチックでは「需要家であるメーカー側も支援して再生材の利用を促す」「ペットボトルなどは一定割合の再生プラスチック利用を2028年度までに段階的に義務付ける」方針としており、廃プラ再生技術を持つ銘柄の今後の動向が期待される。


■自動車分野の廃プラ再生
自動車分野では欧州を中心に再生材利用の規制強化が進んでおり、高品質な再生材の安定供給体制が求められている。一方、日本ではそのような体制が整っておらず、自動車製造において再生プラスチックの活用はほとんど行われていない。

・三菱ケミカル等9社:実現可能性調査を開始 27年2月まで
三菱ケミカル、リファインバース、三菱電機、トヨタ自動車など9社は、2026年5月に自動車等向けに利用可能な高品質再生プラスチックの安定供給体制構築を目指し、使用済みプラスチックの回収・選別・再資源化・再生プラスチックの材料設計・トレーサビリティを一体的に検証する実現可能性調査を開始すると発表した。期間は2027年2月まで。

デジタル技術・AIを活用して使用済みプラスチックの高度選別やトレーサビリティ確保を実現する「再生プラスチック集約拠点」を構築し、選別されたプラスチックを再資源化し、高品質な再生プラスチックを供給する事業モデル確立を目指す。

各社の役割は以下の通り。

・三菱ケミカル:全体統括、ケミカルリサイクル可能性調査
・リファインバース:廃プラ原料回収可能性超他
・三菱電機:高度選別方法調査、高度選別フロー検討、トレーサビリティ検討
・トヨタ自動車:高度選別フロー検討、トレーサビリティ検討


■廃プラ再生の注目銘柄

・4651サニックスホールディングス
産業廃棄物系プラスチックの燃料化を目的とした工場を全国に15工場展開する。大きさや形が様々な廃プラスチックを細かく破砕することで、石油・石炭などの代替燃料として再生する。

・7375リファインバースグループ
廃プラスチック再生事業の取組発展へ、2026年7月にポリオレフィンリサイクル事業を立ち上げ。2028年6月期には売上高10億円規模の事業化を目指す。

・9247TRE 廃プラリサイクルに参入
一般廃棄物・プラスチック容器のリサイクル事業に参入し、2029年に売上高13億円を目指す。

・6347プラコー
プラスチック成形機事業やプラスチックリサイクル機器販売・廃プラスチックのリサイクル活用などのリサイクル事業などを展開する。


サントリー HD、東洋紡、レンゴーは共同で廃プラ再利用のための新会社「アールプラスジャパン」を立ち上げた。サントリー食品インターナショナルはペットボトルを100%再生に挑み、グループで500億円を投資する。東洋紡はペットボトルから再生した原料を包装フィルムに再生し、レンゴーは生分解性セルロース素材など、植物由来の素材を開発している。使用済みのレジ袋や食品トレーなども樹脂原料へ再生する

プラスチック容器包装リサイクル推進協議会やプラスチック循環利用協会が活動しているが、品質や調達などの課題もあり、再生プラスチックの利用は伸び悩んでいる。

・廃プラを化学原料に再利用
出光興産が原油分解装置で、廃プラからエチレンなど化学製品の原料を取り出す技術を開発し、2022年度の事業化を目指す。

・旭化成はシャンプー容器、三井化学は食品包装用フィルムへの再利用を目指す。日本製鉄は廃プラをコークス原料とするほか、樹脂にも再利用する。

・ライオンは、使用済みペットボトルを原料とする再生プラスチックを100%使用した衣料用洗剤「トップ」を投入した。

廃プラ再生 関連銘柄

廃プラ再生 関連テーマ

廃プラ(プラスチックごみ)
廃プラ再生 廃プラ処理装置

株式情報更新 (6月23日)


会員ログイン

パスワードを忘れてしまった場合

申込みがまだの方