株テーマ:5G=通信速度百倍の次世代規格 光ファイバーの関連銘柄

電気信号を光に変えて、大容量のデータを送電する光ファイバー。2020年頃に5Gが導入される予定で、関連企業に商機が広がっている。5Gはデータの伝送速度が現行の4Gの100倍以上で、大容量通信に滴した光ファイバーの需要が拡大する見通し。また、2020年以降には世界的に光ファイバーの需要が伸びる見込みだという。

5Gでは、全国の基地局部品やサーバー、専用システムなどへの設備投資が2019年度にも開始される。基地局建設などの設備投資で第1幕、インフラが整えば様々なサービスが注目される第2幕となる。

政府は官民で光ファイバーの能力を高める研究や技術開発に着手。総務省が所管する情報通信研究機構(NICT)が光ファイバーの基礎技術研究を進める。民間とも連携し、数年内に大容量のデータ送信技術にめどをつける。

総務省は、5Gの基盤となる光ファイバー回線を全国的に維持する負担金制度を作ると報じられた。2020年春に有識者会議を立ち上げ、2021年夏までに制度案を固め、2022年の通常国会に電気津伸事業法改正案の提出を目指すとしている。2024年にも携帯電話を含むネット利用者から1契約あたり月数円を徴収し、不採算地域で光回線を持つ事業者に資金を交付。回線の補修や更新に充てる。

信越化学工業は、光ファイバーの主要材料を増産。180億円を投資し、日本では鹿島工場に新しい工場建屋を2018年に増設。2019年の稼働を目指し中国子会社の生産能力も倍増する。

古河電気工業は、最大100億円を投資し、光ファイバー製造拠点を増強。2018年度までに生産能力を2割増やす計画。

日東電工はプラスチック製光ファイバーを開発し、2021年3月期の量産化を目指している。通常はガラス製だが、プラスチック製は曲げやすく、通信速度も同等。高速大容量に向いているため、データセンター向けを想定している。

スマホが「10倍」高速になる第5世代移動通信システム(5G)。「高速・大容量」「超低遅延」「多数端末接続」が特徴で、IoT実現に不可欠な技術となる。5Gは動画配信から自動運転まで、新たなサービスを影で支える。

NTTドコモは、5Gに2023年までに1兆円規模の設備投資をする方針。一般消費者向けに加え、企業と共同で建機の遠隔操作や遠隔医療など新たなサービスを作る計画。2019年にプレサービスを開始。2019年にプレサービスを開始。2020年3月25日から商用サービスを開始。5G対応エリアは2020年3月末時点で全国150ヵ所、2020年6月末には全都道府県の少なくとも1か所で利用できるようにする。

ソフトバンクは5G商用サービスを2020年3月27日に開始する。開始当初は電波が使える範囲が狭いため、7都府県の一部に限られる。国内人口の9割が5Gを使えるようになる時期は2021年以降と見込まれている。

KDDIは、5G商用サービスを2020年3月26日から提供開始。全国15都道府県の一部エリアから開始し、2020年夏以降に全都道府県の主要都市に展開する予定。基地局数は2021年3月に約1万局、2022年3月に2万局超を計画する。

サイバーコムは通信向けソフトを開発。アルチザネットワークスは携帯電話の基地局向けなどの通信計測器を開発。5G対応のデータ処理迅速化などの研究開発に取り組む。ヨコオは車載用アンテナや社会インフラ用システムを開発。5Gに対応するシステムの開発も行っている。アンリツは通信系計測機器を手がける。携帯電話の基地局に関わる事業を展開。5Gの変調解析や波形解析に関する開発に着手している。理経は5G回線の送受信に向けたMIMOアナライザーのサービスを展開している。

JEITA(電子情報技術産業協会)は、5G市場の世界需要額は年平均63.7%増で成長し、2030年には168.3兆円と、2018年と比べると約300倍に拡大する見通しと、発表した。5Gにはパブリックエリアでキャリアの公衆網に接続する「WAN5G」と、クローズドな空間でプライベートに利用できる「ローカル5G」の2つがあるが、ローカル5G市場の世界需要額は年平均65.0%増で成長し、2030年には10.8兆円に拡大する見通しで、日本では2030年には1.3兆円の需要額となる見通し。

IoT機器は自動運転車やロボット、ネットワークカメラなどが需要を牽引するが、日本では、ロボットやドローン、自動運転車が需要を牽引し、ソリューションサービスとしては製造分野向けが需要を牽引すると予測している。

関連注目銘柄情報はこちら

光ファイバー 関連銘柄

光ファイバー 関連テーマ

5G=通信速度百倍の次世代規格
5G注目株① 5G注目株②機関投資家大量保有 5G①基地局設備投資は通信4社で4兆円規模 5G②基地局アンテナ 5G③MLCCの登場で搭載件数が飛躍的に増加 5G④液晶ポリマー(LCP)は5Gの主力基板材料 6G(ポスト5G) 光ファイバー ファーウェイ、日本部品調達を拡大 ローカル5G

会員ログイン

パスワードを忘れてしまった場合

申込みがまだの方