株テーマ:Ga2O3(酸化ガリウム)半導体の関連銘柄

Ga2O3(酸化ガリウム)半導体。シリコン半導体の性能を超えるパワー半導体では、高耐圧のSiC(炭化ケイ素)半導体、高周波のGaN(窒化ガリウム)半導体が実用化されている。それに続く第3のパワー半導体として、Ga2O3(酸化ガリウム)半導体が注目されている。Ga2O3(酸化ガリウム)は2025年以降に市場が立ち上がると見られている。酸化ガリウムを使う次世代の半導体は、従来の半導体と比べて消費電力を大幅に抑えることが期待できるため、経済産業省は21年度概算要求に21億円を計上し、開発を支援する。

富士経済は、2022年5月に酸化ガリウムパワー半導体の世界市場規模が2022年は3億円、2030年は470億円になるとの予測を発表した。高耐圧化、大電流化の進展で情報通信機器分野や産業分野での採用が期待される。また、自動車・電装分野での採用に向けた製品開発が進んでいるとしている。


タムラ製作所出身の倉又社長がNICT(情報通信機構)、東京農工大と酸化ガリウムの研究開発で立ち上げたノベルクリスタルテクノロジーや京大発のベンチャーであるFLOSFIA(フロスフィア)が開発のしのぎを削っている。ノベルクリスタルにはタムラ製作所が40%出資し、AGCやTDKも出資している。酸化ガリウムウェハーの量産に成功し、酸化ガリウム製パワー半導体を2021年から量産する方針。AGCは、酸化ガリウムの将来性に注目し、2018年よりノベルクリスタルテクノロジー社と共同研究に取り組んでいる。

タムラ製作所半導体開発子会社のノベルクリスタルテクノロジーが、酸化ガリウムを材料とする高電圧対応のパワー半導体ダイオードを開発した。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」の研究成果で、アンペア級・1200V耐圧の「酸化ガリウムダイオード」の開発は世界初となる画期的なものとされている。


酸化ガリウムのエピウエハの開発を行うノベルクリスタルテクノロジーが、2021年6月に酸化ガリウムの100ミリウエハーの量産に世界で初めて成功した。ノベルクリスタルは、タムラ製作所からのカーブアウトベンチャーで2015年10月に酸化ガリウムエピウエハを開発し、2017年9月には2インチ酸化ガリウムエピタキシャルウエハの量産を開始した。2025年度には80億円の売上げを目標としている。20年6月には、タムラ製作所、AGC、佐鳥電機、新電元工業、安川電機、トレックスセミコンダクターなどから7億円を資金調達していた。

FLOSFIAにはデンソー、三菱重工業、JSRが出資し、(5384)フジミインコーポレーテッドや(5706)三井金属鉱業がベンチャーキャピタルを通じて出資している。酸化ガリウム製パワー半導体を電動車のインバーターなど車載用に応用する共同研究を始めている。酸化ガリウムはシリコンの3400分の1、炭化ケイ素の10分の1の低損失化で、変換効率が良い次世代パワーデバイスがエネルギー問題を改善するというわけだ。(7433)伯東、(6973)協栄産業とは国内販売代理店契約を結んでいる。

Ga2O3(酸化ガリウム)半導体 関連銘柄

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