株テーマ:Ga2O3(酸化ガリウム)半導体の関連銘柄

Ga2O3(酸化ガリウム)半導体。シリコン半導体の性能を超えるパワー半導体では、高耐圧のSiC(炭化ケイ素)半導体、高周波のGaN(窒化ガリウム)半導体が実用化されている。それに続く第3のパワー半導体として、Ga2O3(酸化ガリウム)半導体が注目されている。

Ga2O3(酸化ガリウム)は2025年以降に市場が立ち上がり、2030年に500億円を超えると見られている。酸化ガリウムを使う次世代の半導体は、従来の半導体と比べて消費電力を大幅に抑えることが期待できるため、経済産業省は21年度概算要求に21億円を計上し、開発を支援する。

タムラ製作所出身の倉又社長がNICT(情報通信機構)、東京農工大と酸化ガリウムの研究開発で立ち上げたノベルクリスタルテクノロジーや京大発のベンチャーであるFLOSFIA(フロスフィア)が開発のしのぎを削っている。ノベルクリスタルにはタムラ製作所が40%出資し、AGCやTDKも出資している。酸化ガリウムウェハーの量産に成功し、酸化ガリウム製パワー半導体を2021年から量産する方針。

酸化ガリウムのエピウエハの開発を行うノベルクリスタルテクノロジーが、2021年6月に酸化ガリウムの100ミリウエハーの量産に世界で初めて成功した。ノベルクリスタルは、タムラ製作所からのカーブアウトベンチャーで2015年10月に酸化ガリウムエピウエハを開発し、2017年9月には2インチ酸化ガリウムエピタキシャルウエハの量産を開始した。2025年度には80億円の売上げを目標としている。20年6月には、タムラ製作所、AGC、佐鳥電機、新電元工業、安川電機、トレックスセミコンダクターなどから7億円を資金調達していた。

FLOSFIAにはデンソー、三菱重工業、JSRが出資し、(5384)フジミインコーポレーテッドや(5706)三井金属鉱業がベンチャーキャピタルを通じて出資している。酸化ガリウム製パワー半導体を電動車のインバーターなど車載用に応用する共同研究を始めている。酸化ガリウムはシリコンの3400分の1、炭化ケイ素の10分の1の低損失化で、変換効率が良い次世代パワーデバイスがエネルギー問題を改善するというわけだ。(7433)伯東、(6973)協栄産業とは国内販売代理店契約を結んでいる。

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株式情報更新 (10月18日)


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