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適時開示情報ウォッチ(7月13日)MERFが利益予想を大幅増額、マネフォ・クラウドワークスも収益改善
適時開示情報ウォッチ(7月13日)MERFが利益予想を大幅増額、マネフォ・クラウドワークスも収益改善
7月13日の大引け後は、業績予想の上方修正と下方修正が複数発表された。上方修正では(3168)MERFの利益修正幅が大きく、(3994)マネーフォワードは通期営業損益レンジを改善した。
一方、(3457)And Doホールディングスは経常利益予想を約66%引き下げ、(3907)シリコンスタジオは黒字予想から赤字予想へ転じた。自社株買いでは、サカタのタネとカーブスホールディングスの取得枠が比較的大きい。
◆上方修正
(3168)MERF
2026年8月期の連結経常利益が前期比約2.8倍の45.6億円になりそうだと発表した。従来予想の26.1億円から19.5億円上方修正した。
売上高は892.3億円から1059.8億円、営業利益は27.6億円から45.6億円、純利益は18.5億円から28.1億円へ引き上げた。営業利益の修正率は65.2%、経常利益は74.7%、純利益は51.9%となる。
銅価格の上昇を販売価格へ転嫁できたほか、低採算の販売先を見直した。米国子会社の業績が通年で寄与することも利益を押し上げる。
(3994)マネーフォワード
2026年11月期の連結売上高予想を534.0億〜575.5億円から605.0億〜623.0億円へ引き上げた。調整後EBITDAは80.0億〜100.0億円から105.0億〜115.0億円へ上方修正した。
営業損益予想は25.0億円の赤字〜5.0億円の黒字から、5.0億円の赤字〜15.0億円の黒字へ改善する。予想レンジの下限、上限とも20.0億円引き上げた。
法人向け事業のFintech領域が好調に推移している。第3四半期には、Finance事業で営業投資有価証券の売上高を計上する見通しだ。
2026年11月期上期の売上高は前年同期比24.8%増の289.9億円となった。営業損益は2.1億円の赤字と、前年同期の15.9億円の赤字から大幅に改善した。
(3900)クラウドワークス
2026年9月期の連結営業損益予想を10.0億円の赤字〜収支均衡から、収支均衡〜3.0億円の黒字へ上方修正した。
売上高200.0億円、売上総利益84.0億円の予想は据え置いた。DXコンサルティング事業で予定していた採用費やマーケティング費用の一部が、翌期以降へ後ろ倒しになる。
◆下方修正
(3457)And Doホールディングス
2026年6月期の連結経常利益が前期比65%減の10.3億円になりそうだと発表した。従来予想の30.0億円から19.7億円下方修正した。
売上高は550.0億円から496.0億円、営業利益は29.0億円から10.3億円、純利益は27.7億円から15.5億円へ引き下げた。期末配当予想46円は据え置いた。
不動産売買事業で人材の定着や育成に想定以上の時間を要した。ハウス・リースバック事業では、不動産の譲渡額と利益率が計画を下回った。
(3907)シリコンスタジオ
2026年11月期の営業損益予想を1.2億円の黒字から2.0億円の赤字へ下方修正した。経常損益も1.2億円の黒字から2.0億円の赤字へ転じる。
売上高は45.7億円から42.3億円、純損益は0.8億円の黒字から2.3億円の赤字へ引き下げた。期末配当予想は10円から0円へ修正し、無配となる。
開発推進・支援事業の一部受注案件で、開発原価の見積もりを見直した。案件の進捗や今後の事業環境も反映した。
◆増配・配当修正
(9278)ブックオフグループホールディングス
2026年5月期の年間配当を30円から36円へ増額した。2027年5月期は、さらに4円増配の40円を予定する。
2026年5月期の連結経常利益は前期比20.9%増の47.2億円となった。2027年5月期は前期比5.9%増の50.0億円と、3期連続の最高益を見込む。
◆自社株買い
(1377)サカタのタネ
取得上限:発行済み株式総数の2.36%、100万株、50億円。取得期間:8月3日〜2027年5月28日。
(7085)カーブスホールディングス
取得上限:発行済み株式総数の約3.3%、300万株、35億円。取得期間:7月14日〜9月30日。
(4465)ニイタカ
取得上限:発行済み株式総数の2.53%、15万株、3.3億円。取得期間:7月14日〜7月21日。
◆本日の注目材料
本日の上方修正で最も修正幅が大きいのはMERFだ。経常利益予想を26.1億円から45.6億円へ74.7%引き上げ、営業利益と純利益も50%を超える増額となった。
売上高の増加には銅価格上昇の影響が含まれるが、利益改善は価格転嫁だけではない。低採算の販売先を見直し、米国子会社の収益が通年で寄与するため、一定程度は事業構造の改善を伴っている。
ただし、MERFはこれまでにも業績予想を引き上げており、好業績への期待が事前に形成されていた可能性がある。翌営業日は、修正率の大きさだけでなく、寄り付き後の出来高と株価の持続力を確認する必要がある。
マネーフォワードは、営業損益予想の下限と上限をそれぞれ20.0億円引き上げた。上期の営業赤字も前年同期の15.9億円から2.1億円まで縮小しており、SaaS企業としての収益改善は進んでいる。
一方、今回の上方修正には、Finance事業で計上する営業投資有価証券の売上高が含まれる。法人向けSaaSやFintech領域の成長による改善と、有価証券売上高による押し上げを分けて評価する必要がある。
クラウドワークスも営業赤字予想を解消したが、売上高と売上総利益の予想は変えていない。利益改善の主因は採用費やマーケティング費用の後ろ倒しであり、売上成長や採算性の上振れとは性格が異なる。
自社株買いでは、発行済み株式総数の約3.3%を上限とするカーブスホールディングスと、2.36%を上限とするサカタのタネが需給面の確認対象だ。ただし、本日の中心材料はMERFの大幅上方修正と、マネーフォワードの営業損益改善であり、周辺銘柄へ無理に話を広げる必要はない。
下方修正では、And Doホールディングスの経常利益減額率が大きい。シリコンスタジオも黒字予想から赤字予想へ転じ、無配修正が重なった。翌営業日は、上方修正銘柄だけでなく、この2社の売り圧力にも注意が必要だ。
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本記事は個別銘柄の売買を推奨するものではなく、公開情報に基づいて株価材料と市場の見方を整理したものだ。投資判断は読者自身の責任で行う必要がある。
7月13日の大引け後は、業績予想の上方修正と下方修正が複数発表された。上方修正では(3168)MERFの利益修正幅が大きく、(3994)マネーフォワードは通期営業損益レンジを改善した。
一方、(3457)And Doホールディングスは経常利益予想を約66%引き下げ、(3907)シリコンスタジオは黒字予想から赤字予想へ転じた。自社株買いでは、サカタのタネとカーブスホールディングスの取得枠が比較的大きい。
◆上方修正
(3168)MERF
2026年8月期の連結経常利益が前期比約2.8倍の45.6億円になりそうだと発表した。従来予想の26.1億円から19.5億円上方修正した。
売上高は892.3億円から1059.8億円、営業利益は27.6億円から45.6億円、純利益は18.5億円から28.1億円へ引き上げた。営業利益の修正率は65.2%、経常利益は74.7%、純利益は51.9%となる。
銅価格の上昇を販売価格へ転嫁できたほか、低採算の販売先を見直した。米国子会社の業績が通年で寄与することも利益を押し上げる。
(3994)マネーフォワード
2026年11月期の連結売上高予想を534.0億〜575.5億円から605.0億〜623.0億円へ引き上げた。調整後EBITDAは80.0億〜100.0億円から105.0億〜115.0億円へ上方修正した。
営業損益予想は25.0億円の赤字〜5.0億円の黒字から、5.0億円の赤字〜15.0億円の黒字へ改善する。予想レンジの下限、上限とも20.0億円引き上げた。
法人向け事業のFintech領域が好調に推移している。第3四半期には、Finance事業で営業投資有価証券の売上高を計上する見通しだ。
2026年11月期上期の売上高は前年同期比24.8%増の289.9億円となった。営業損益は2.1億円の赤字と、前年同期の15.9億円の赤字から大幅に改善した。
(3900)クラウドワークス
2026年9月期の連結営業損益予想を10.0億円の赤字〜収支均衡から、収支均衡〜3.0億円の黒字へ上方修正した。
売上高200.0億円、売上総利益84.0億円の予想は据え置いた。DXコンサルティング事業で予定していた採用費やマーケティング費用の一部が、翌期以降へ後ろ倒しになる。
◆下方修正
(3457)And Doホールディングス
2026年6月期の連結経常利益が前期比65%減の10.3億円になりそうだと発表した。従来予想の30.0億円から19.7億円下方修正した。
売上高は550.0億円から496.0億円、営業利益は29.0億円から10.3億円、純利益は27.7億円から15.5億円へ引き下げた。期末配当予想46円は据え置いた。
不動産売買事業で人材の定着や育成に想定以上の時間を要した。ハウス・リースバック事業では、不動産の譲渡額と利益率が計画を下回った。
(3907)シリコンスタジオ
2026年11月期の営業損益予想を1.2億円の黒字から2.0億円の赤字へ下方修正した。経常損益も1.2億円の黒字から2.0億円の赤字へ転じる。
売上高は45.7億円から42.3億円、純損益は0.8億円の黒字から2.3億円の赤字へ引き下げた。期末配当予想は10円から0円へ修正し、無配となる。
開発推進・支援事業の一部受注案件で、開発原価の見積もりを見直した。案件の進捗や今後の事業環境も反映した。
◆増配・配当修正
(9278)ブックオフグループホールディングス
2026年5月期の年間配当を30円から36円へ増額した。2027年5月期は、さらに4円増配の40円を予定する。
2026年5月期の連結経常利益は前期比20.9%増の47.2億円となった。2027年5月期は前期比5.9%増の50.0億円と、3期連続の最高益を見込む。
◆自社株買い
(1377)サカタのタネ
取得上限:発行済み株式総数の2.36%、100万株、50億円。取得期間:8月3日〜2027年5月28日。
(7085)カーブスホールディングス
取得上限:発行済み株式総数の約3.3%、300万株、35億円。取得期間:7月14日〜9月30日。
(4465)ニイタカ
取得上限:発行済み株式総数の2.53%、15万株、3.3億円。取得期間:7月14日〜7月21日。
◆本日の注目材料
本日の上方修正で最も修正幅が大きいのはMERFだ。経常利益予想を26.1億円から45.6億円へ74.7%引き上げ、営業利益と純利益も50%を超える増額となった。
売上高の増加には銅価格上昇の影響が含まれるが、利益改善は価格転嫁だけではない。低採算の販売先を見直し、米国子会社の収益が通年で寄与するため、一定程度は事業構造の改善を伴っている。
ただし、MERFはこれまでにも業績予想を引き上げており、好業績への期待が事前に形成されていた可能性がある。翌営業日は、修正率の大きさだけでなく、寄り付き後の出来高と株価の持続力を確認する必要がある。
マネーフォワードは、営業損益予想の下限と上限をそれぞれ20.0億円引き上げた。上期の営業赤字も前年同期の15.9億円から2.1億円まで縮小しており、SaaS企業としての収益改善は進んでいる。
一方、今回の上方修正には、Finance事業で計上する営業投資有価証券の売上高が含まれる。法人向けSaaSやFintech領域の成長による改善と、有価証券売上高による押し上げを分けて評価する必要がある。
クラウドワークスも営業赤字予想を解消したが、売上高と売上総利益の予想は変えていない。利益改善の主因は採用費やマーケティング費用の後ろ倒しであり、売上成長や採算性の上振れとは性格が異なる。
自社株買いでは、発行済み株式総数の約3.3%を上限とするカーブスホールディングスと、2.36%を上限とするサカタのタネが需給面の確認対象だ。ただし、本日の中心材料はMERFの大幅上方修正と、マネーフォワードの営業損益改善であり、周辺銘柄へ無理に話を広げる必要はない。
下方修正では、And Doホールディングスの経常利益減額率が大きい。シリコンスタジオも黒字予想から赤字予想へ転じ、無配修正が重なった。翌営業日は、上方修正銘柄だけでなく、この2社の売り圧力にも注意が必要だ。
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