注目銘柄
2026/3/11 07:00
(5803) フジクラ 24000円台が主戦場、次は25500円台突破が焦点
フジクラの株価は24065円と前日比1450円高、上昇率6.41%の急反発となった。もっとも、ここで大切なのは「一気に強気へ戻った」と決めつけないことだ。3月3日に2万9810円の年初来高値を付けたあと、3月9日には2万2615円まで押し込まれた。その急落局面からの切り返しではあるが、日足の中身をみると、始値2万4200円に対し高値2万5030円まで買われたあと、終値は2万4065円にとどまった。大幅高で始まりながら、引けにかけては利食いもかなり出た形であり、これは「反発は始まったが、なお戻り売りも重い」という現在地をそのまま映している。
今回の相場の核心は、2万4000円前後がフジクラ株の新しい主戦場になっていることだ。日足では5日移動平均線が2万4695円、25日移動平均線が2万3796円、200日移動平均線が1万4700円に位置する。現在株価は25日線を上回り、200日線を大きく上回る一方で、5日線はまだ回復できていない。つまり、中期トレンドはなお強いが、短期の勢いは完全には戻っていない。その意味で2万4000円台は、押し目買いが入りやすい価格帯であると同時に、上値を試すにはもう一段のエネルギーが必要な攻防ラインでもある。
一目均衡表もこの見方を裏づける。日足の基準線は2万4417円、転換線は2万5585円で、株価は基準線をわずかに下回り、転換線とはやや距離がある。一方で先行スパン1は1万8535円、先行スパン2は1万8435円と、雲ははるか下にある。つまりフジクラ株は、目先では調整の余韻が残るものの、中期の上昇トレンド自体はまったく壊れていない。今の課題は雲の攻防ではなく、まず2万4417円前後の基準線を奪還し、続いて2万5585円の転換線を抜けられるかどうかにある。
価格帯別出来高を見ると、直近で厚く積み上がっているのは2万2000円台後半から2万5000円台にかけてのゾーンだ。ここは直近の急騰局面で新規資金が大量に流れ込んだ価格帯であり、短期筋と中期筋のコストがぶつかる、まさに相場の激戦区である。3月9日の終値2万2615円からの急反発が起きたのも、この帯の下限に近づいた局面だった。したがって、今後のレンジ予想では2万2500円前後から2万4000円台が第一の防衛線、2万5000円台が最初の突破ポイントとして機能しやすい。
週足で見ると、景色はさらに鮮明だ。13週移動平均線は2万501円、26週線は1万8909円、52週線は1万3422円で、株価はこれらすべてを大きく上回っている。週足一目均衡表でも基準線2万1575円、転換線2万3130円の上にあり、こちらは日足よりはるかに強い。つまり、日足は「急騰後の調整」、週足は「大相場の途中」という二層構造で、いま起きている反発は週足主導の上昇トレンドがなお生きていることを示す動きでもある。
業績面でも物語は強い。2026年3月期予想は売上高1兆1430億円、営業利益1950億円、経常利益2040億円、最終利益1500億円で、生成AIの普及を背景としたデータセンター向け光ファイバー需要の拡大が最高益更新を後押しする構図だ。さらに千葉県で約450億円を投じる新工場建設を進め、本格稼働後は売上高を今期見込みの1.8倍まで高める構想もある。成長期待は鮮烈だが、そのぶん予想PER44.2倍、PBR13.09倍と株価指標面では割高感もかなり強い。つまりフジクラ株は、割安だから買われる銘柄ではなく、成長期待で買われる銘柄であり、期待が揺らぐと値幅調整も大きくなりやすい。
需給面では、ここがやや厄介だ。信用売残は2025年9月の約350万株から2026年3月6日には87万株まで大きく減少し、売り方の踏み上げ余地はかなり縮んだ。一方で信用買残は363万株まで積み上がり、信用倍率は4.15倍となっている。これは、以前のような猛烈な踏み上げ相場というより、今後は買い残の整理を伴いながら上値を試す相場へ移っていることを意味する。急反発しても戻り売りが出やすい理由は、この信用需給の変化にある。
メインシナリオとしては、2万2500円から2万4000円台を支持帯にして下値を固めながら、まず2万4417円の基準線を回復し、次に2万5585円の転換線突破を試す展開を想定したい。ここを明確に抜ければ、2万7000円台、さらには年初来高値2万9810円の再挑戦が現実味を帯びる。強気シナリオでは、3万円台を突破した瞬間に相場の景色が一変する。4月1日の株式分割を控え、成長ストーリーとテーマ性が再び市場の熱を呼び込めば、3万2000円台から3万5000円台を視野に入れる展開も十分あり得る。
いまのフジクラ株は、巨大テーマ株に特有の「乱高下しながら上を目指す」相場にいる。焦点は明快で、2万4000円台を主戦場として守り切れるか、そして2万5585円を突破して再び上昇波動に火をつけられるかだ。ここを乗り越えれば、今回の急反発は単なるリバウンドではなく、次の大相場へ向かう号砲だったと評価が変わってくる。
今回の相場の核心は、2万4000円前後がフジクラ株の新しい主戦場になっていることだ。日足では5日移動平均線が2万4695円、25日移動平均線が2万3796円、200日移動平均線が1万4700円に位置する。現在株価は25日線を上回り、200日線を大きく上回る一方で、5日線はまだ回復できていない。つまり、中期トレンドはなお強いが、短期の勢いは完全には戻っていない。その意味で2万4000円台は、押し目買いが入りやすい価格帯であると同時に、上値を試すにはもう一段のエネルギーが必要な攻防ラインでもある。
一目均衡表もこの見方を裏づける。日足の基準線は2万4417円、転換線は2万5585円で、株価は基準線をわずかに下回り、転換線とはやや距離がある。一方で先行スパン1は1万8535円、先行スパン2は1万8435円と、雲ははるか下にある。つまりフジクラ株は、目先では調整の余韻が残るものの、中期の上昇トレンド自体はまったく壊れていない。今の課題は雲の攻防ではなく、まず2万4417円前後の基準線を奪還し、続いて2万5585円の転換線を抜けられるかどうかにある。
価格帯別出来高を見ると、直近で厚く積み上がっているのは2万2000円台後半から2万5000円台にかけてのゾーンだ。ここは直近の急騰局面で新規資金が大量に流れ込んだ価格帯であり、短期筋と中期筋のコストがぶつかる、まさに相場の激戦区である。3月9日の終値2万2615円からの急反発が起きたのも、この帯の下限に近づいた局面だった。したがって、今後のレンジ予想では2万2500円前後から2万4000円台が第一の防衛線、2万5000円台が最初の突破ポイントとして機能しやすい。
週足で見ると、景色はさらに鮮明だ。13週移動平均線は2万501円、26週線は1万8909円、52週線は1万3422円で、株価はこれらすべてを大きく上回っている。週足一目均衡表でも基準線2万1575円、転換線2万3130円の上にあり、こちらは日足よりはるかに強い。つまり、日足は「急騰後の調整」、週足は「大相場の途中」という二層構造で、いま起きている反発は週足主導の上昇トレンドがなお生きていることを示す動きでもある。
業績面でも物語は強い。2026年3月期予想は売上高1兆1430億円、営業利益1950億円、経常利益2040億円、最終利益1500億円で、生成AIの普及を背景としたデータセンター向け光ファイバー需要の拡大が最高益更新を後押しする構図だ。さらに千葉県で約450億円を投じる新工場建設を進め、本格稼働後は売上高を今期見込みの1.8倍まで高める構想もある。成長期待は鮮烈だが、そのぶん予想PER44.2倍、PBR13.09倍と株価指標面では割高感もかなり強い。つまりフジクラ株は、割安だから買われる銘柄ではなく、成長期待で買われる銘柄であり、期待が揺らぐと値幅調整も大きくなりやすい。
需給面では、ここがやや厄介だ。信用売残は2025年9月の約350万株から2026年3月6日には87万株まで大きく減少し、売り方の踏み上げ余地はかなり縮んだ。一方で信用買残は363万株まで積み上がり、信用倍率は4.15倍となっている。これは、以前のような猛烈な踏み上げ相場というより、今後は買い残の整理を伴いながら上値を試す相場へ移っていることを意味する。急反発しても戻り売りが出やすい理由は、この信用需給の変化にある。
メインシナリオとしては、2万2500円から2万4000円台を支持帯にして下値を固めながら、まず2万4417円の基準線を回復し、次に2万5585円の転換線突破を試す展開を想定したい。ここを明確に抜ければ、2万7000円台、さらには年初来高値2万9810円の再挑戦が現実味を帯びる。強気シナリオでは、3万円台を突破した瞬間に相場の景色が一変する。4月1日の株式分割を控え、成長ストーリーとテーマ性が再び市場の熱を呼び込めば、3万2000円台から3万5000円台を視野に入れる展開も十分あり得る。
いまのフジクラ株は、巨大テーマ株に特有の「乱高下しながら上を目指す」相場にいる。焦点は明快で、2万4000円台を主戦場として守り切れるか、そして2万5585円を突破して再び上昇波動に火をつけられるかだ。ここを乗り越えれば、今回の急反発は単なるリバウンドではなく、次の大相場へ向かう号砲だったと評価が変わってくる。

