注目銘柄

    注目銘柄 2025/10/20 13:48
    (4418) JDSC ソフトバンクがJDSCに10%出資 AIエージェント共同開発へ中長期連携
    (4418)JDSCは20日、(9434)ソフトバンクと顧客向けAI(人工知能)エージェント開発分野での中長期的な戦略的協業を目的に資本業務提携を結ぶと発表した。あわせて第三者割当増資を実施し、ソフトバンクに160万株を931円で割り当てる。払込総額は約14億9千万円で、出資比率は約10.2%となる。払込期日は11月7日を予定。

    JDSCは「UPGRADE JAPAN」を掲げ、データサイエンスとAIを産業に実装する事業を展開しており、これまでSCSK、AZ-COM丸和HDなどと相次ぎ提携してきた。今回のソフトバンクとの協業では、企業ごとに最適化したAI技術や顧客対応エージェントの共同開発を進め、データ統合からアルゴリズム実装まで一体で支援する。

    調達資金のうち約12.6億円を人材投資、約2.2億円を経営基盤強化に充てる。優秀なAI人材を確保・育成し、研究開発と共同事業を加速させる狙い。希薄化率は約11%だが、JDSCは「企業価値の向上につながる」と説明している。

    ソフトバンクは分散型AIデータセンター構想を進めており、JDSCのデータ解析力と組み合わせることで、AI社会の基盤整備や汎用人工知能(AGI)時代に対応したエージェント開発を強化する方針。

    JDSCの2025年6月期業績は売上高230億55百万円(前期比40%増)、営業利益5億81百万円、最終利益3億45百万円と増収増益。2026年6月期は営業利益7億50百万円、最終利益3億80百万円を計画する。ソフトバンクを含む連携企業との開発案件拡大が、収益拡大の柱になる見通しだ。

株式情報更新 (10月20日)


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